フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

特別列車

2009-09-25 19:32:28 | Weblog
JR始め鉄道の集客方法の一つに特別列車があります。特別列車としてお馴染みなのは、冬に岩木山を眺めながら走る津軽鉄道のストーブ列車です。車両全体が暖かい雰囲気の癒し列車です。焼きイカの匂いがまた風流でしょう。そのほか仙台ではジョイフルトレインのお座敷列車、履物を脱いで乗ります。貸し切りですから親睦にいいですね。
気仙沼ではこがねふかひれ号が走りました。鬼太郎列車は山陰で、夜のあじさい号は箱根鉄道です。八丈島や北海道に向けての自然列車も走りました。
今年特筆すべきは、2009年9月9日に1000年に1度のスリーナインの日を記念して、銀河鉄道999をモデルにした銀河超特急999が大井川鉄道に登場しました。子供だけでなく大人たちも大喜びだったようです。
さてこの地方では秋のグルメ列車が明知鉄道で走っています。「きのこ列車」といって車内では12種類のきのこを使った特別料理を食べながら、沿線の景色を楽しむものです。旅とおいしい料理は付き物といった典型ですね。このグルメ列車が人気ということは、駅弁を車窓から顔をだして買うあのスタイルが旅の楽しさの一つになっていたのではないでしょうか。
鉄道会社のお偉方には、そんなところも旅のよさだと認識をあらためて貰いたいものです。「そんなに急いで何処へ行く」ですよね。