好み

“イイ男”作り方教えますという刺激的な見出しがありました。関西の百貨店が有料講座を開き、ファッションに関する基礎知識を勉強した後、実際のコーディネート術を指南するそうです。
基礎知識がどうして必要かというと、例えばタキシードの場合、黒の蝶ネクタイとカマーバンドが対ですが、このカマーバンドは必ず襞ひだが上を向く様に巻かなくてはいけません。というのは昔は襞の部分が隠しポケットになっていて、そこに名刺やオペラの切符などを入れたからです。
こうした知識がないとちょっと恥ずかしい事にもなりかねません。念の為にカマーというのはスコットランド語で、女性の話し相手という意味だそうです。
さて実際のコーディネートで注目しなければと思うのは、自分の好みの色と似合う色が一致するかどうかです。案外好きな色でも似合っていない場合が多いのです。誰もが自分の好む色を身につけると気分がいいわけですから、早い時期に似合う色を見つけて(色の違いで顔色さえ変わるそうです)その色を好きになる様にすることが一番です。それがうまく着こなせれば更に自信も深まります。
色には暖色、寒色とあり、暖色系は相手の緊張感をゆるめ、寒色系は相手に緊張感を与えます。まさに人生いろいろ・・・・です。
私は「紫色が似合うよ」といわれて、今日、週始めは紫色のネクタイで出社しました。
「気分は？」ですって。う～ん。