フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

青春歌謡

2007-11-05 23:32:03 | Weblog
私が担当している「シャレアップ歌謡曲」(東海ラジオ・日・AM4:00放送)の今日のゲスト収録は11月7日にデビューする市川たかしさんでした。
デビュー曲は「だからさよなら言わないで」という、我々が青春だった頃、大いに歌った青春歌謡そのものです。
我々の時代の青春歌謡・学園ソングといえば、橋幸夫さん、舟木一夫さん、西郷輝彦さんが大活躍した昭和30年代後半から昭和40年代前半の作品です。「いつでも夢を」「高校三年生」「修学旅行」「チャペルに続く白い道」「君だけを」などが思い浮かびます。三田明さんの「美しき10代」もありました。
夢・友情・恋心が描かれ、等身大の世代の思いが歌に託され、胸をときめかして聞き、そして歌いました。歌の詞そのものが自分の青春でした。又、青春歌謡の特徴といえばリズミカルな明るい作品が多く、自分達の将来も希望に満ちた明るいものだと信じさせてくれるものでした。しかし、こうしたあけっぴろげに青春を謳歌した時代から青春歌謡も変化してきました。
孤独感、失望、困惑と悩める青春がテーマとなってきました。あの時代、眩しい青春歌謡を支えてきた我々からみると、どうしても淋しい現実を感じとらずにはいられません。
市川たかしさんにインタビューするに当って、現代の若者達が明るい未来を信じてくれるような青春歌謡を支持し口ずさんでくれるのを願うばかりです。


市川たかしさんと。