マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「エリート養成機関 ナポラ」

2010-10-27 08:05:53 | ドイツ映画&ドラマ

NaPolA 2004年 ドイツ作品

監督 デニス・ガンゼル
出演 マックス・リーメルト トム・シリング フロリアン・シュテッター コストゥス・ファン・ドーナニー

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1942年、晩夏のベルリン。
ボクシングの試合にのぞんでいたフリードリッヒは、あと少しでエリート学校ナポラの対戦相手を倒す所だった。だが、ちょっとした油断で敗北。しかし、その対戦相手のコーチが彼を学校へ来ないかとスカウトするのだった。
その事を話すと家族は大反対!だが、貧乏で学校へ行けない彼は、どうしても行きたくて家族に黙って入学してしまう。
厳しい環境の中、彼はアルプレヒトという生徒と友人になる。彼の父親はここの幹部で彼はこの学校の中でエリートだった。
そんなある日、近くの森にロシア人捕虜が脱走したとの連絡が入り、彼らがその捜索にあたった。夜の捜索で恐怖のあまり、彼らは相手を確認もせずに射殺。するとその捕虜とはまだ幼い子供だと分かるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
兵士のエリートを作り出すという目的の学校のお話。
実際に彼らは負け戦でも借り出されてしまい、半分は死亡してしまったという。

この映画は戦争に借り出されるまで描かれていないが、理想と現実の狭間で揺れ動く少年の心を描いている作品になっているのだ。

単純に学校へ行きたかっただけのフリードリッヒ。
最初は嬉しいそうなのだが、なんだか違うと感じていくのだ。繊細な神経の持ち主のアルプレヒトと出会い、この学校の本当の姿を知っていく。

フリードリッヒを演じるのは、リーメルト君。
これまた、スポーツマンタイプを演じた彼。

水球選手も似合っていたけど、なかなかボクシングもお似合いだった。


あの氷が張った湖での訓練って見ているこっちまでも凍えそうになった。
そしてそこで・・・。
ちょっと悲しかったなあ。(>_<)

アルプレヒトの気持ちも分かるのだ。

そして、そういう気持ちを少しは分かって欲しかった、彼の父親。
だけど、父親の気持ちも分からない訳ではない。
だけど、だけど・・・。

何しろ、訓練の様子にハラハラしてしまったのだ。
手榴弾の訓練は、もう、絶対何かが起きると先読みが出来た。
あの事故で、一番最初に逃げ出したのは、教官だった。これこれ・・・(^_^;)。
この地点で、ichはどんな学校か分かってしまったような気がしたぞ。

ラストは煮え切らないといえば、そう言える終わり方だ。
だけど、それでいいのでは?とichは思ったのだった。

そうそう最後に一つだけ。
主役なのに日本の映画紹介の中には、彼の名前が掲載されていないのだ。
こら~!!

探すのに苦労したじゃないか!
あ~これだけはどうにかして欲しいぞ。


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