Wreckers 2011年 イギリス作品
監督 D・R・フッド
出演 クレア・フォイ ベネディクト・カンバ-バッチ ショーン・エヴァンス ピーター・マクドナルド
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
夫のデーヴィットが子供の時に過ごした田舎町に来たドーン。ドーンはすぐにでも子供が欲しかったが、そこへ、疎遠だったデーヴィットの弟ニックがやってきてしまう。
その事で生活や夫婦仲のバランスが崩れ始め、帰還兵のニックは突然、夜中に暴れたり何処かへ行ってしまったりするのだった。その度にデーヴィットは弟を慰め抱きしめる日々。
そんなある日、ドーンは、子供を授かる為に治療をしていたが実は夫に問題があり子供が授からないと判明する。
デーヴィットにその事を告げると、彼は初めから分かっておりその事を伝える事が出来なかったという。
ドーンは、ショックで夫を避けるようになってしまうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
すっごくシリアスなドラマ。ある意味、ちょっと怖いくらいに。
エンディングの4人がむちゃくちゃ上手い。互いに、互いを分かっているという感じで、簡単に言えば、暗黙の了解という雰囲気で。
ところで、弟は何をしたかったのだろう?
心に傷を持っているのは分かるが、なぜだか、兄貴が引け目を感じているな様子だったから。年少期に弟だけが背負ってしまった何かがあるのかもしれないが。(はっきり分からないのだけども)
それでは、目的のバッチ君はと言いますと、兄のデーヴィットでした。苦悩の彼。
上手いのだけど、上手すぎて、こっちまで重くなってしまったのだった。
夫がダメだからと、そういう行動を取ってしまうのは、仕方ない事なんだろうなあ。だけど、正直、おいおい、いいのかよ~とは思った。
結局は、自分の遺伝子を持った子供なら、彼女は良かったってことなのかも?
そのことで引け目を感じていたから、そのまま許してしまうってことなんだろうなあ。
田舎はきっと噂が広まるはずなのに、それでいいんだ~と。
ちょっと、恐ろしく感じたのでした。
だから、あのエンディングが怖いくらいに、上手いと感じたのかもなあ。