Dummy (ダミー) 2001年 アメリカ作品
監督 グレッグ・ブリティキン
出演 エイドリアン・ブロディ イリアナ・ダグラス ミラ・ジョヴォヴィッチ ヴェラ・ファーミガ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
腹話術のテレビを見ていたスティーヴンはある決意をする。腹話術の人形を購入し、自分が腹話術をするのだ。会社をいきなり退職し、次の就職先を見つけるべく、職業安定所へ行った、スティーヴン。そこで、担当職員のロレーナに出会うのだった。届いた人形で必死に練習し、幸いにも仕事の斡旋があり、なんとか仕事が出来た。
彼はロレーナにお礼をしようと女友達のファニーに相談しサプライズを行った。
だが、それは逆にストーカー行為だと誤解され、警察沙汰になってしまうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
人とのコミュニケーションがなかなか上手くいかない男性が、人形という媒体を通して、本音を語り出し、自信を付けて成長していくという感じだろうか?
こう解説すると物凄くお堅い映画のように思えるが、タダのラブコメである。(爆)
何となく設定はこんな感じではないのだろうか?と深読みしただけの事だが。
意外と、人形とかぬいぐるみとかを媒体して本音を語るというのは、上手くいくのではないかと思う。
余談だが、
何処かの学校ではぬいぐるみを保健室に置いといて、子供達の本音を聞けるようになったと薄ら聞いた覚えがあるからだ。
先生に話せなくともぬいぐるみには話せたり、ぬいぐるみにしゃべらせているふりをして自分の事を話したり出来るからだと思うのだ。
ちょっとおかしな感じに思えるかもしれないが、
犬に話し掛けている飼主と同じだと思えば分りやすいのではないだろうか?
だって、犬だってアドバイスをしてくれるわけでも、相談に答えてくれる訳でもないのだから。
それでは、主人公のスティーヴンを演じたブロディはといいますと。
いや~そういう大人しいようなちょっと変わった感じの男性を上手く演じていたのだ。
いつもおどおどしている感じで、母親や姉ちゃんにおされっぱなし。
だけど、ダミー(人形)との会話の中でいきいきとしてくるのだ。
その腹話術がすげ~上手だったぜ。
掛け合いも絶妙ですっごくしっくりしていたのだ。
あの独特の声質もあって、なんかめっちゃ似合っていたなあ。
実際に今でも出来たりしてね。(実際は分からんが)
それとその一緒にいた人形。
初めは典型的な腹話術の人形で可愛くないなあ~なんて見ていたら、以外や、以外。
映画が進むにつれて可愛く見えて来ちゃうから不思議だった。
おそろいのスーツも可愛かったよ。
そうそう、
以外と演技が上手いと思ったのが、男勝りの女友達ファニーを演じたミラ。
ロックのノリでなんだかんだとスティーヴンをサポートしてくれていた。
(あらぬ方向のサポートだったけども)
むっちゃイライラしたのは、彼のママ。
サンドイッチ食べる?と聞いておきながら、食べるまで聞くのだ。
うざいったらありゃしない。
さらに、失恋中のお姉ちゃんにしつこく助言するのもどうにかして欲しかったぞ。
あんな親だから、スティーヴンになっちゃたんだよね。(なんのこっちゃ)
もうちょっとといえば、もうちょっとのような。
ほのぼのと言えばほのぼののようなラブコメだった。
でも、
ブロディの雰囲気でむっちゃ許せる感じ。
彼じゃなかったら、だめだったかもなあ。