マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「バーグラーズ 最後の賭け」

2010-03-03 09:17:42 | ドイツ映画&ドラマ

Sass 2001年 ドイツ作品

監督 カルロ・ローラ
出演 ベン・ベッカー ユルゲン・フォーゲル オットー・ザンダー アネット・ハイン

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1924年.裁判にかけられている兄弟がいた。ベルリンに住む、ザス兄弟だ。車の修理工場を営む彼らが、銀行強盗犯だというのだが。
今から1年前。
工場を始めた兄フランツと弟エリッヒは、税金の取り立てに頭に来て、地下を掘って税務署に押し入り、バーナーで金庫破りをし、金を盗み出した。これっきりのはずが、味をしめたフランツはエリッヒを言いくるめ次々と銀行を襲い始める。
だが、そんな彼らをギャングが見逃がさなかった。彼らは兄弟に一緒に組もうと言い出すのだが・・・。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
実際にドイツであった話だそうだ。原題の「Sass」は兄弟の名字。
個人的にはこの時代背景も好きだし、アンチヒーローものが好きなので、久々に大好きな作品に出会えて嬉しかった。
ドイツ映画でこんな作品に出会えるなんて、本当に感激したのだ。


フォーゲルが演じるのは主役の兄弟で弟のエリッヒ。
賢い兄に悪く言えばいいように付き合わされる純な弟と言うべき役所。

現在の彼からは想像もつかないくらい、大人しい感じの彼。


バーナーの腕が職人だから、道を誤りさえしなければ違う意味で金持ちになれたかもしれなかったのに。
女性に対してもちょっとウブで、何とも愛らしいエリッヒ。(一途だったもんなあ)
本当に可愛いらしかった。
だって、盗んだ金をこれ見よがしに使ってしまうのだから。

バレるっていうのに、「盗んだ金を使わないでどうするんだよ」ってな感じで高級車を買ってしまうのだ。
ガキっぽくって好きだったなあ。

兄の機転も素晴しかった。
なんたってギャングに復讐するときの作戦が感心したのだ。
上手い!上手すぎだぜ、兄ちゃん!(^O^)v

そのギャングのリーダーを演じた俳優がティル君主演の映画「レボリューション6」で両足を失ったホッテを演じたマーティン・ファイフェルだった。
雰囲気がまったく違うのでびっくりした。
冷酷なギャング役を上手く演じていたっけ。出番は物凄く短かったけども。(^◇^;)

ラストは何となくそんな予感がしていた。
だって、彼らが関ってきたら容赦ないからだ。
ギャングより始末が悪い彼ら。

気になる方は、どうか鑑賞してくれ。

それにしても、あのにいちゃんの振ったサイコロは何?
どう頑張っても同じ目しか出ないような気がするが。
だけど、知っていながらも、兄に従った弟がけなげでじ~んと来てしまった。
男兄弟ってこんな感じなのかな?と思うとちょっと羨ましくも思ったりしたのだ。

話はここで、とんと変わるが。(^◇^;)
昨日の記事になるのだが、来月28日にやっとレンタルが開始されるフォーゲル主演の映画「ウェイヴ」。
監督が同じデニス・ガンゼルだった。
この方「過激 Girls ★ Girls」も手掛けた方で、この作品も面白かったから、益々、期待が大になって来たのだ!

もう一つフォーゲル出演作品が見たいのだが、こちらはドイツ映画祭のみだったらしい。
ダニエル・ブリュールとの共演作品、邦題「僕の友達(原題『Ein Freund von mir』)」だ。
ルーカス君の出演映画「Gigantic ギガンティック」の監督さんなのだ。
この作品も好きだったなので、是非見たいのだ。
ダニエル君の人気がある中、なんとかDVDにならんものかの~。

関係者様、お願いしまっせ!<(_ _)> 


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