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マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「愛より強く」

2008-05-28 08:27:45 | ドイツ映画&ドラマ

Gegen die wand 2004年 ドイツ・トルコ映画

監督 ファティ・アキン
出演 ピロル・ユーネル シベル・ケキリ カトリン・シュトリーベッグ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
飲んだくれた男が、車に乗り込み壁に激突した。彼の名は、ジャイト。
精神科を受診した彼は、医者から「誰かの役に立つような事をしなさい」とアドバイスされる。
そんな時に、一人の若い女性が彼に声を掛けて来た。トルコ人かどうか確認した彼女はいきなり「結婚してくれ」と言い出す。彼女の名は、シベル。家のしきたりにどうにも縛られ自由がないという。戸惑い、迷惑な話だとジャイトが断ると、彼の前で手首を切り自殺しようとしたシベル。
ジャイトは仕方なく彼女の要求通り偽装結婚をする事に。互いを縛り付けない自由な結婚生活。
しかし、ジャイトとシベルは、相手の存在の大きさに気がつき始めるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
久しぶりに会った甥っ子から薦められたこの作品。(いきなりドイツ語の題名を言われ戸惑ったが)
映画の存在は知っていたがどうにも避けてきた作品だったのだ。
というのも、かなりの濃厚な話だと予測したからだ。(見終わった後に疲れがどっと押し寄せてくるタイプの映画)
モーリッツ君主演の映画「太陽に恋して」の監督さんという言うのは知っていたけれども。
モーリッツ君のあの映画が良かったし、せっかくのお薦めなので(あまり映画を見ない人物から薦められたから)観賞したみた。

予想通り、濃厚で重い雰囲気の映画だった。
しかし、
久しぶりの男女の泥沼劇。

新鮮でそれでいて何ともじ~んと来るものがあった。
総合的にはいい作品だと感じた。
やはり、ベルリン映画祭、金熊賞を獲得するだけある作品だと思ったのだった。


そして、偶然にも主人公はトルコ人男性。
(最近は、トルコ人と聞くと、ちょいと気になる。まあ、あのドラマの影響だけど)

主人公のジャイトを演じたビロル・ユーネルは、むちゃくちゃ魅力的な俳優さんだった。
あのサングラス姿は惚れそうにかっこよかった!

どうしようもない男なんだがなんだか凄く心を引かれるものがあった。
そうそう、
出演履歴を調べたら、どうも「コブラ11」に出演したらしい。
未公開でまだDVD収録されてない回だったけど、もし観賞できるようだったらしっかりチェックしようと思う。

忘れそうでしたが、共演の彼女も好印象の女優さんでした。

映画の中で、一番面白いなあと思ったのは、物語を歌で綴っていく演出だ。
なんともあの雰囲気が映画の内容とマッチしてるようなしてないようななんとも言えない印象を残してくれた。

ドイツのハンブルクからトルコのインスタンブールまでというのは、「太陽~」と同じ距離感。
監督さんが好きな距離なのかもしれない。

ラストは、
そうなって欲しいようなどこか違う感じを望みたくなるような複雑な感情が入り組んだ感じになった。
あれで良かったんだよなあと思ってはいるのだけど・・・。

気になる方は、どうか1度観賞してみてくれ。
自分からもお薦めする1作品だから。


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