マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「ひかりのまち」

2010-05-18 08:14:38 | イギリス映画&ドラマ

Wonderland  1999年 イギリス作品

監督 マイケル・ウォーターボトム

出演 ジーナ・マッキー シャーリー・ヘンダーソン モリー・パーカー ジョン・シム スチュアート・タウンゼン イアン・ハート

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ナティアは電話で知り合った男性と会う。だが、今回も失敗。
美容師のデビーはシングルマザー。息子は週末の花火大会を楽しみにしている。
妊婦のモリーは、やさしい夫エディと共に生まれてくる赤ちゃんを待ちわびている。
そんなある日、モリーは姉のデビーからベビー服のお古をあげると言われ、彼女の美容室を訪ねた。ついでに髪形を調えてもらい、夫の会社に電話した。すると彼は会社をすでに辞めているという返答が来た。何も聞かされていないモリーはショックを隠しきれない。そして、帰宅した夫に確認すると彼は飛び出し、その日から家に帰って来なくなってしまうのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週は久々にジョン・シムの出演作品を紹介しようと思う。

この監督さんはボビーの「Go Now」やエクルストンの「日陰のふたり」「いつも二人で」を撮った方。
いつもながら人間模様を映し出すのに素晴しい方なのだが、いつもながら重いのだ。
ずきずきと胸が痛くなる感じ。(>_<)
切ないという痛さではない。

責められている感じなのだ。
人の弱い面を痛感させられると言うべきかな。

物語は一つの家族を通してのものだった。
あらすじに書いた3人の女性は姉妹。
そして、巧みにいろんな事が絡んでくるのだ。
みんな見かけた事がある女優さん達だったからすんなり見れたけども。

シャーリーは相変わらず上手い感じ。
なんの役でも彼女なりにこなしてしまう。
いつ出会っても雰囲気が違うし。
凄い女優さんだなあ~と感心してしまうのだ。

それでは、
目的のシムはと言いますと、困った夫エディが彼の役。
映画だとちょっと情け無い役が多い気がする、彼。

今回は、マジでどうしようもない男だった。
システムキッチンの営業マンだった彼は突然妻に黙って会社を辞めてしまう。
子供が産まれるこんな時に彼はいろいろ悩んでしまうのだ。
だけど、妻だって不安なんだぞ。
逃げ出せる男はいいが、女は身ごもっているのだから。
彼の気持ちもわかる。
家族の為に自分を埋もれさせる事(やりたかった仕事でもないのに食べてく為に続ける事)に我慢できなかったのだと思う。男のやらしい部分だよね。弱いとも言うべきか。
だけど、エンディングがエンディングだったので彼の事は許してあげよう。

だが、この作品の中でどうしても許せない奴がいた。
それは、デビーの分かれた夫だ!!(`ヘ´) プンプン。

息子を預かっていながら、ほっといて女に会いにいってしまうのだ。
(その相手がねえ・・・)
毎日じゃないんだし、何週間か何ヶ月かに1度だろうにだ!
子供がこっそり家出するのも無理ないと思った。
なんだこいつ、父親の自覚なしなのかとつくづく思ってしまった。
自分勝手も度が過ぎる。
だったら中途半端に会わないでいてくれたほうがましだと思ってしまった。
いや~ムカツク!!

自分勝手だといえば、彼女らの母親。
うるさいからっていいのかそれで。
自分の近所にもいたがそこまではしなかったぞ。

久々のイギリス映画。
久々にいろいろ考えさせられちゃったなあ。(^_^;) 


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