Ghetto 2006年 ドイツ・リトアニア作品
監督 アラドリアス・ユツェナス
出演 ハイノ・フェルヒ エリカ・マロジャーン セバスチャン・フールク
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1941年6月22日。
ドイツ軍はリトアニアに侵攻、首都ビリニュースを占領した。
半年のうちに5万5000人のユダヤ人がパネリアイの村で処刑され残された人々は強制居住区(ゲットー)へ連行された。
そこへ、ドイツ軍の生と死の支配者(ビリニュンス)キッテルが来る。
彼は地下から現れた下着姿のハイヤを発見し、軍の物を盗んだとして殺そうとする。だが、腹話術師のスルールクが人形のフリをしているリナと共に、彼女が国で人気歌手だったとし、殺すのを食い止めた。
彼女の歌声を聞いたキッテルは、劇場で何か出し物をするようにと、元リトアニア軍兵士のゲイツに命令するのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
なんでこうも若い支配者は気まぐれなのか?
人をなんだと思ってるんだ~!!とまあ、キッテルの行動に頭に来た、ich。
最初は芸術を重んじていて、良い奴かと思ったのに・・・。(-_-;)
それにしても、わがままな行動すぎる、ハイヤ。
分かる、分かるけどもさあ~あ。なんかムカついたのだ。
その点、腹話術師の二人が素敵だった。
本当に人形のように振る舞うリナ。時にはドイツ軍を挑発するような事を言ってドキドキしたが、上手くスルールクがかわして、いや~まじで素晴しかったよ。
殺伐とした雰囲気の中で、演劇ってなんかいい感じに思えた。
皆がアイデアを出し合って、ぎりぎりの線で演目を演じているのが素晴しかったぞ。
今回の目的は、ハイノ・フェルヒ。彼は、元リトアニア軍のゲイツだった。
相変わらず、強いけど、いい人でありながら、弱い面もあるヒーローを見事に演じていた。
安心してみてられたなあ。
なにせ、彼が、被害者を最小限にしようと努力するのが、痛々しかったのだ。
その事で、仲間からもドイツ軍からも睨まれてしまうのが気の毒で仕方なかった。
なんたって、子供の選択が辛かった。
一家族一人まで、子供を生かすんだもの。
年寄りも可愛そうだけども申し分けないけども、仕方ないと思うが、子供でしかも兄弟、姉妹がいる家族はもうやりきれない。
そのシーンは、涙、涙で見てしまったよ。(ToT)
親としては、辛い選択。いっその事、自分を殺して欲しいよ。子供が助かるのだったらさあ。
そして、ラスト。
コレが酷い。まさに衝撃的!!
いや~嘘だ~と言いたくなった。
本当に性格最悪な、キッテル。
ろくな死に方しないね奴はきっと・・。(`ヘ´) プンプン。