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マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

初めに
カテゴリーの「基本ルール」をお読み下さい。

「ジャーロ」

2014-10-01 20:34:49 | イタリア映画&ドラマ

Giallo   2008年 イタリア・アメリカ作品

監督 ダリオ・アルジェント

主演 エイドリアン・ブロディ ニマニュエル・セニエ エルサ・パタギ シルヴィア・スプロス

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)

イタリアのトリノ。オペラ劇場へ来た日本人女性2人組。
だが、退屈してしまい、すぐさま街へ繰り出す。1人はホテルへ帰ろうとタクシーに乗り込んだ。
しかし、そのまま何処かへ消えてしまった。
モデルのセリーヌは仕事を終え、イタリアに来る姉リンダと待ち合わせをしていた。
通りかかったタクシーを呼び止め、姉に今から向かうと連絡を入れた直後、運転手は方向を変え、彼女を連れ去ってしまう。
待っていたリンダは不信に思い警察に駆け込むが、現地の警察官が合わせたのは、アメリカ人のエンツォ警部だった。
彼はFBIのニューヨーク支部からこの外国人ばかりを狙う連続誘拐事件を担当していたのだ。
ある日、行方不明だった女性の一人が死体で発見されたとの通報を受ける。
エンツォが駆けつけると彼女は奇跡的に瀕死の状態で、「イエロー」とだけ告げ死んでしまうのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
「ジャーロ」とは、イタリア語で、色のイエロー(黄色)という意味だそうだ。
そう言われたら、何となく犯人が分かるかな。(*^^)v

ドイツ作品で「キラータクシー」という作品をこの前に観賞していたので、見ながら、窓割って逃げて~と叫びたくなってしまった。(^◇^;) 
人気イギリスドラマ「SHERLOCK」の中でも、犯人がタクシー運転手というのがあったので、こう見ると、簡単にタクシーに乗れなくなってしまう。(^◇^;)
特に外国とかは避けた方がいいかも?海外旅行へは行く予定はないけれども。(^_^;)

それでは、目的のブロディはと言いますと。FBI捜査官のエンツォだった。
トラウマを抱えた刑事という雰囲気が妙に似合っていた。
線が細くて長身だから、この人、なんか絶対あるような~て、なんとなく納得してしまうのだ。
格好良かったんだけどさ。

はっきりくっきりとエンディングは迎えない。
ハッピーエンドだって勝手に思っていいんだよね~というか思いたい。
だって、惨殺シーンが、久々、惨殺で・・・。(^_^;) 
今になって分かったが、この監督さん、最近見たクレッチマン主演の映画の監督も手がけていた。
だから、あのシーンが気持ち悪かったんだぁ~と思い出して理解出来た。

そうそう、
オープニングに日本人が登場するのだけど、何故か英語よりも必死に日本語を聞いてしまっていた。
(ついでに、行動にもイライラが~。)
英語だと思っているからか、突然日本語をしゃべられると、頭の中で混乱するのだ。
字幕も出ないから(出ても英語だから)何を言っているのかさっぱり聞き取れない。

それって、自分だけだよなあ。
だって、日本語字幕は出ないから。(^_^;)

昔からだから、なんだろうねぇ?(@_@)

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「ブレイブ・ソルジャーズ TNT自爆テロの恐怖」

2011-10-06 09:01:32 | イタリア映画&ドラマ

Nassiryia - Per non dimenticare 2007年 イタリアTVスペシャル


監督 ミケ-レ・ソアヴィ

出演 ラウル・ボヴァ クラウディア・パンドルフィ アンドレア・ティドナ リベロ・デ・リエゾン


勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)

前編 TNT自爆テロの恐怖 
後編 ジハート、復讐の時


カルボーニ、32歳。警察軍所属。
4ヵ月間、イラクで、A(アンティカ)・バビロン作戦に参加していた。

4ヵ月前。2003年、イラク南部のナシリア。
平和維持と正当な選挙を行わせる為に、イタリア治安維持部隊の隊員達が基地となる建物に到着した。だが、いきなり、銃撃の歓迎を受け、まずはこの場所の治安維持に勤めようと、リーダーのステファノ・カルボーニは思っていた。
そこへ、女医のシモーネが現れ、何ヶ月も前から医療機器が足りないと訴えているのに、まだなのか?と催促されてしまう。
とにかく、地元の警察を復活させ平和に選挙が行われる体制にしようと考えを巡らせるステファノ。
古い体制から人々を動かすにはある物が必要だと分かるのだった。


勝手な感想(自分の思い込み多々)

これで、何作目だろうか?
平和維持の為に派遣される軍の物語を見るのは。(特にヨーロッパ)

ドイツ作品では「スナイパー・バレー」だったし、スペイン作品では「非常戦闘区域」だった。

そして、これはイタリアの部隊。

各国でこういう軍隊を派遣してたのかと思ったのだった。

 

少年と隊員達のふれあいがほのぼので好きだったが、特に、ステファノがハッサンと仲良くなって、母国へ連れて帰るってのが、すっごく素敵に思えた。

だいたい、その場限りの優しさになってしまうのが、現状だったりするから、その点は嬉しかったのだが。

 

それでは、ラウルはと言いますと。このリーダー、ステファノ・カルボーニが彼だった。
軍服姿もかっこいいし、ライフル構え姿もよかったなあ。
さっきも話したが、この少年とのふれあいも好きだった。

そして、奥さんに頼まれて電話でなく、手紙を必死に書く姿も・・・。
女医さんとなんかあるかと思ったが、そこはなかった。妻一筋っていうのもいい感じだったぞ。
やっぱこういう若きリーダーって役は彼にお似合いだと確信したのだった。

そうそう、先日話した「ミラノ~」で登場していたバイクの青年役の俳優さんがこっちにも出演していたっけ。
リベロ・デ・リエゾンという方。新人のコスタを熱演していたのだ。
そのコスタがする淡い恋が切なかったぜ。(>_<)
アメリカ兵(女性)と一時だけど恋をするんだけど、結末が・・・。

そうは上手く行かないとは思ったけども、そんな切なく悲しい結末なんて・・・。

悲し結末といえば、このドラマのラストがそうだったのだ。
え~嘘だろ、そんな~と涙、涙だった。(T_T)

というのも・・・。


このドラマは、実際の事柄を元に、物語を作ったのだそうだ。
(個々の物語は架空らしい)
2003年11月12日はA(アンティカ)・バビロン作戦が終わってこの兵士達が帰国する日だった。
14人のイタリア軍兵士と8人のイラク人が自爆テロで犠牲になった日にもなった。

エンディングには、その本当の犠牲者の兵士の名前が写真付きで登場する。
今更ながらご冥福をお祈りします。

いや、マジで洗脳って怖い。
人のある感情につけ込んで、人をその気にさせてしまうのだもの。

地元の人を助けようとがんばった結果がこれだなんてひどすぎる。
世の中の理不尽さをすっごく感じる1作品だったよ。

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「ミラノ・コネクション」

2011-10-05 09:47:01 | イタリア映画&ドラマ

Milano Palermo - Il ritorno  2007年  イタリア作品


監督 クラウディオ・フラガッツ

制作 ラウル・ボヴァ 他

出演 ジャンカルロ・ジャンニーニ ラウル・ボヴァ エンリコ・ローヴェルツ ガブリエラ・ペシオン リベロ・デ・リエゾン


勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)

マフィアのスカリオから金を奪い、判事達に協力し、組織の連中の逮捕に協力してきた元会計士のレオファンティ。

11年の刑期の末、シチリアへ行くことになった。彼の要望から護送を担当するのは、副本部長のニーノ・ディベナンツィオに。彼は今、かつての親友の奥さんであり、レオファンティの娘キアラとその子供達を親友が亡くなった後、側で見守っている人物だったからだ。
担当に指名されたニーノは、複雑な気持ちを抱えながらも彼の護送を引きうける。そして、その事をキアラにも告げた。
護送当日。
いきなりスカリオの雇った殺し屋達に襲われたニーノ達。寸前にコースを変えたにもかかわらず、彼らが襲って来た事に、ニーノは1つの疑問をよぎらせるのだった。


勝手な感想(自分の思い込み多々)

映画「アンタッチャブル」でもそうだったが、なんで、マフィアのボスって会計士に裏切られるのだろう?そして、たいていが持ち逃げされている。それも多額の金額を。(パターン?)


なので、この場合のマフィアは、彼の命よりもその金の行方を知るために襲ってくるのだ。
同時に、警察も金のありかが分からないから、聞きだそうとする。


群像劇にもなっているで、あの人とこの人と、これは誰?状態に陥るが、それなりに理解しながら、見れたことは、見れた。
それにしても、巨大な組織に狙われていると分かって護衛につくのも怖いよなあ警察も。
特に今まで上手く行ったことがない!なんて分かってるとさ。( ̄。 ̄;)


それでは、
目的のラウルはと言いますと。この副本部長ニーノ・ディベナンツィオだった。ひゃ~かっこいい!キアラの息子に認めてもらえないちょっと辛い感じはあるものの、すげ~素敵だったのだ。

組織のリーダーとかってむっちゃ似合う。
冷静で、部下を巻き込みたくないなんてすげ~男気。
やっぱり、母国語をしゃべると一段とかっこいいなあ。


そうそう、
キアラの息子がちょっと変わってたっけ。1つの事に極端に没頭するタイプ?
それを利用した、レオファンティって、頭がいいなあ~とは思ったが。


ちょっとネタバレしてしまうが、
このスカリオ達が、キアラの息子を金の取引の為に誘拐してしまうのだが、その子を預かる親子が妙に可愛そうに思えたのだ。
マフィアになるんだ!という少年。それを利用するかのように、少年に息子の見張りをさせる母親。
なんとも、心が痛かったなあ。

なんとなく目を引いたのが、警察の協力者でバイクに乗っていた青年。
(護衛に当たった人の弟だったと思うが)
どっかで見たと思ったのだが・・・。誰かと勘違いしてたかな?

実は鑑賞した時期にたて続けで、このような巨大なマフィア組織に立ち向かう物語だったのだ。なので、見終わってしばらくこの類いは見なくていいかな?と思ったのが本音。
ある種のパターンがあるから、ちょっとイライラしちゃうんだよねえ、先読みできるからさ。( ̄。 ̄;) 

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「シチリア!シチリア!」

2011-10-04 10:04:13 | イタリア映画&ドラマ

Baaria  2009年 イタリア・フランス作品

 

監督 ジュゼッペ・トルナトーレ

出演 フランチェスコ・シャンナ マルガレット・マデ リス・サストリ ラウル・ボヴァ 

 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)

子供達が遊んでいる中、大人達はゲームをしながらくつろいでいた。
一人の男性が一人の少年に声を掛けた。「たばこを買ってこい!」面倒臭そうに、少年はその要求を聞き、たばこを買いに走り出す。

シチリアの田舎町、バーリア。
牛飼いの家に生まれた少年のペッピーノは、大人に負けまいと頭を使い、金を稼いでいた。
青年になった彼は、地元で有名な金持ちの娘マンニーナと恋に落ち、両親の反対を押し切って結婚。新しい命も宿るが、あえなく流産してしまう。
そして、世の中はシチリアの独立運動へと流れ込んだ。
ペッピーノは、政治の世界へと足を踏み入れるのだが・・・。

 

勝手な感想(自分の思い込み多々)

鑑賞後調べたら、この監督さんは「ニューシネマ・パラダイス」の方だと分り納得だった。

お~やっぱ作風が似ている。ついでに、舞台もシチリアだし。

どうしても、シチリアのイメージってマフィアとかなんだよねえ。( ̄。 ̄;)
少しはイメージが変わったけど、変動の場所だったという事はよく理解出来たなあ。


この地に産まれた、ペッピーノの人生と共に、この土地がどう歩んで来たか、という物語になっている。


なので、少々、長い。途中、息切れもする。


このペッピーノって頭がいいのか悪いのか。それって大丈夫か?みたいな事をすれすれでかわしていく。
奥さんが流産したのは、切なかったけど、後に子だくさんになっていたから、あ~よかったなあ~なんて安心しちゃったけどね。


さて、遅れましたが、
今週は、再び、今年注目した男優、ラウル・ボヴァの出演作品を紹介しようと思う。
そう、この映画の何処に彼が?という疑問を抱いた方も多々いる事だろう。
実は自分も出演していると聞いていながら、1度見た時は、気がつかなかったのだ。σ(^◇^;)

あれ?おかしいなあ~どこにいたんだろう?
また、久々のガセかあ?
と思って、出ていそうなシーンを見直したら・・・。

いた!!いました!!


シチリアの現状というか政治の流れがどうなっているか、取材に来た記者だったのだ!

名前なんかないのだ。まじで、その他大勢の新聞記者。( ̄。 ̄;)

ペッピーノと車にのって、選挙が今どんな状況か?みたいな事を聞いているだけだった。

髭面だったから、気がつかなかったのだ。
セリフもそんなになかったしさ。(^_^;)

そのシーンだけだからすげ~短かったし。
しかし、見直してじっくりみたら、かっこよかったけどもねえ。
だけども、なんであれだけの役柄だったんだろう?彼でなくともよかったきがするが・・・。

まあ、捜してこれだけって、
自分にとってはいつもの事だから慣れっこだけどね。σ(^◇^;) 

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「向かいの窓」

2011-08-16 10:35:08 | イタリア映画&ドラマ

La finestra di fronte 2003年  イタリア・イギリス・トルコ・ポルトガル作品


監督 フェルザン・オズベテク

出演 ジョヴァンナ・メッツォジョル マッシモ・ジロッティ ラウル・ボヴァ 


勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)

パンを焼いていた男性が、何気に出て行こうとすると、後から来た男がそれを止めた。だが、男性は男を刺し、逃走する。

そして、数年後。
ジョヴァンナは、夫と共に、金をちらつかせている老人に出会う。彼はどうも道に迷ったらしく、自分の名前も忘れてしまっていた様子だった。やっかい事を避けたいジョヴァンナだが、夫は可愛そうだと連れて来てしまう。
警察へ届けると言うが、一向にそうしない夫。しびれを切らしたジョヴァンナは、自分の手作りケーキを出してくれている店へ立ち寄ったついでに彼を警察へ連れて行こうとした。だが、店にいる間に老人が居なくなってしまう。
偶然、店にいた向かいのマンションに住むロレンツォが一緒に探してくれて難を逃れたが、彼女は何故かそのまま彼を連れ帰ってしまうのだった。


勝手な感想(自分の思い込み多々)

何となく純な恋愛ものが見たくってレンタル店の恋愛の棚を覗いたら目に付いた作品がこれだった。

イタリア映画を見て見たかったというのもあるが、ドイツ映画「マリアの受難」みたいかな?と思って借りたのだ。

すると・・・。
いや~まったく違う感じで、内容も恋愛だけどちょっと違った愛の形の物語だったのだ。

まじで、そう来るかと思ってびっくりした。

あらすじの冒頭に書いた男性はこの老人。
どうして、そうなってしまったのかというにはネタバレになるから話せないが、ヒントとして一言。
腕に番号の入れ墨があったのだ。(これで分かる人は分かると思うので)

主人公のジョヴァンナを演じた女優ジョヴァンナ・メッツォジョルは、ウナクス君が出演した映画「コレラ時代の愛」に出演していた方だった。
通りで見たことあるなあ~と思ったのだった。
今の現実にどうにも不満だらけだが、どうにも出来ない主婦の苛立ちを上手に演技していたと思う。
だって、なんとなく彼女の気持ちが分かる気がしたからだ。

さて、申し遅れたが、
今週はこの作品でむっちゃ注目したくなったイタリア人俳優ラウル・ボヴァの出演作品を紹介しようと思う。
とりあえず今週はメジャーな作品から。
イタリアの
TVシリーズ「La Piovra 7」という刑事ドラマ(動画をみたらそんな感じだったので)に出演してイタリアで人気が爆発したという元水泳選手(オリンピックを目差した事があるとか)の彼。

この時はメガネ姿の真面目な銀行員ロレンツォを好演していたのだが、そのかっこよさと一途さにめっちゃ好感触だったのだ。(一途な男性に弱い自分・・・)
向かいの窓から見つめていた彼女にやっと声を掛ける事ができ、自分の夢が叶うが、悲しいかな、出世の為の移動を命じられ~という役柄だったのだ。
強制するでもないが、どうかボクの願いを~という男だった。
というか、
イタリア人の男性って不倫どうこう考えずに一気にそうくるのか?(@_@)
なんかもうちょっとあの~って感じでそこら辺戸惑ったが。(ーー;)
ついでに、
彼女の方も、そうだったの~とあっさり答えてしまう。

いや~そういうお国柄なんかなあ。

イタリアで大人気になった彼はハリウッド作品にも出演し、何気にファンを増やしている様子。
今年開催されたイタリア映画祭(自分は行ったことがないが)でも原題「La nostara vita」=邦題「僕たちの生活」というのが公開されたとの事。

なんか楽しみになって来たぞ!

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「リミット90」

2010-09-10 08:16:30 | イタリア映画&ドラマ

Piano17  2005年 イタリア作品

監督 アントニオ・マネッティ マルコ・マネッティ
出演 ジャンパオロ・モレッリ エリザベッタ・ロケッティ ジュゼッペ・ソレリ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
車に乗り込む男達。警察に追われるも逃走に成功した。ホテルの一室で休んでいたマンシーニは、連絡をもらい爆弾を受け取りに行った。解除方法もろくに聞かず、ケースに入れ時限爆弾のスイッチを押す。
そして、清掃員の姿に変装し仕事終わりのビジネスビルのエレベーターへ乗り込んだ。そこへ、急ぎの用事だからと一人の男が乗り込んで来て、下りのエレベーターに乗りたい女性を無理矢理乗り込ませた。
その後、何故かエレベーターは停止。17階へ行きたいマンシーニは密かに焦り出すのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
これもレンタル屋でジャケ借りしたくってず~と待ってやっと借りた作品。
待っていた分だけ期待が大きくなりすぎたのか、
映画「タイタニック」同様、前半1時間ぐらい間延びしてしまった。(爆)
海外ドラマ「LOST」のダイジェストを見たばかりだったので、これも回想方式かよ~とちょっと戸惑ったのだった。

最初にシーンが登場し、「何時間前」みたいなテロップ後、映画の後半にまた同じシーンに戻るという手法の方が良かったのではないかと思えるくらいイライラしたのだった。
それか、3人の時間を順番に流していき、映画の後半で閉じ込められるという感じでも良かったのでは?と思えたし。(^◇^;)
きっとそういうパターンをくつがえすつもりだったのだろうけども、なんだか自分には裏目に出た感じだったのだ。

だって、
動かないエレベーターから脱出するシーンがある作品を何本も見ているので、
「なんで早く、天井を開けて出ないのかな?この3人」
とぐずぐずしている感覚にとらわれてしまったからだ。

特に女性の話が、だからなんだ!と怒りたくなった。
そんな事より、早く脱出して爆弾をなんとかしろよ~と
早送りしたい気持ちをぐっとこらえたのだった。(爆)

しかし、

後半の30分間は、これをくつがえすくらい面白かったし、上手かったし、いい感じだった。
事件の全貌が分かってくるのだが、

このマンシーニの頭の良さが素晴しかったのだ。
とっくに気がつけよ~という突っ込みは後にしても、なかなか作戦は上手かったし、さらに、オチもそれなりに納得だった。
オチの方は途中からはうすうすは気がついてはいたのだけど、答合わせが出来るという感覚で楽しかったのだ。

ギャング映画としてみるとベタなベタな感じで分りやすいかも?
動機もベタだったからさ。

まあとにかく、
これからもヨーロッパの掘り出し作品を探そうと思っている。

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「マイ・ファーザー 死の天使」

2009-10-13 13:48:12 | イタリア映画&ドラマ

My Father, Rua Alguem 5555  2003年 イタリア・ブラジル・ハンガリー映画

監督 エジディオ・エローニコ
出演 トーマス・クレッチマン チャールストン・ヘストン F・マーレイ・エイブラハム

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1985年6月6日。ブラジル、アマゾン州、マナウス市。
墓地から1体の遺骨が掘り出された。それは、ヒトラー政権下のアイシュヴィッツ収容所で『死の天使』と呼ばれた医師、ヨゼフ・メンゲレのものであるらしい。だが、ユダヤ人被害者達に雇われた弁護士のミンスキーは、彼の息子ヘルマンに会い、この遺骨は別人で彼は今も生きているのではないかと、質問をなげかける。
すると、ヘルマンは、8年前に会った父親の事を語り出すのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週は、ドイツ人俳優であるトーマス・クレッチマンの出演作品を紹介する事に。久しぶりにという事で。(^◇^;)

ヒトラー政権の話はもう何作品も見ているが、
被害者の視点しかなく、ちょっと加害者の心理を知りたいなと思って見た作品。

観賞したのがだいぶ前なので、記憶がちょっと曖昧なのだが。

見終わってずしりと重くなった作品だった。
救いようのない重たいものが心に残った。

クレッチマンは、医師の息子ヘルマン。
なんだか可愛そうな感じに思えたのだ。

彼の苦悩する表情がじ~んと心に響いてくる感じで。

彼は父親の事を「純粋な人」と言っていた。
人を殺しといて純粋も何もないだろう!と初めは思ったが・・・。

メンゲレ医師は、「人を殺した」という罪の意識はない。
逆に、化学の為に貢献したのだと言う。だから人なんて殺してないと言い張るのだ。
なんて奴なんだ!と思ったが、
「子孫を残すためだ」と言われると何となく分かる気がするのだ。
誰だって、子孫は残したい。

ましてや、一番優秀だと思っている自分達を後世まで残したいと思うのは何処の国の人間でも思うことだろう。
ちっぽけな自分達だって、自分の2世が欲しいと思った事はないだろうか?
よく、独身でも子供は欲しいと言う人がいるが、それと同じだと思うのだ。

見終わった後に、「純粋な人」とヘルマンの言ったことが納得だった、ich。

生き残るのに平等という事はないと父親が言った時そう思った。
平等という言葉は、本心を隠しているのだと。
うわ~痛いところを突かれたと思ったのだ。
誰もが平等と思っているようで平等だと思っていない事。
(自分は特別だ!と誰もが思っているという事)
だから、この人は「純粋な人」=「人間の本心に正直な人」という感じに思えたのだ。

隠しておきたい自分のダークな面を、見て見ぬふりをしている自分のダークな思いを呼び起こされ思い知らされた気がした。
だから、言われて納得だったのだ。

若い時に見たらショックで寝込んだかも知れない。
だが、今では素直に認められる。それほど大人になったってことかな?
精神年齢はガキなんだけどさ。 

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「ナイト・オブ・ゴット」

2007-06-01 00:17:44 | イタリア映画&ドラマ

I Cavalieri Che Facero L’impresa  2001年 イタリア・フランス作品

監督 ブビ・アヴァティ
出演 エドワード・フォーリング トーマス・クレッチマン ラウル・ボヴァ マルコ・レオナルティ スタニスラス・メラール

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1270年.フランスの聖王ルイ9世は、聖地回復の為に十字軍を出発させたが、キリストの遺体を包んだとされる“布” を取り戻すことは出来なかった。しかし、後に勇敢な男達5人が取り戻してくれたのだと、サン・ドニ修道院のジャバニが語り始める。
クラレンドンのサイモンは、父親からキリストの遺体を包んだとされる“布”の在り処が書かれている手紙をルイ9世に届けるように頼まれ、旅に出る。一方、サンタークルのジャンは、亡くなったルイ9世の心臓を本国フランスへ届ける旅に出ていた。やがてサイモンは、旅の途中でパニコのライエルに手紙を奪われるという失態をしてしまうのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
宗教絡みの物語とは知らずに借りて見た作品。
なんとも理解しがたい。
バンデラスの映画「抹殺者」でもそうだったが、キリストの遺体があるとどうしていけないの?これは、遺体を包んだ布が重要だったのだが。
もう少し、宗教を勉強してからの方が良かったのだろうかなあ?(勉強は、めんどいなあ。)

ハッキリ言って、俳優人も物語も微妙なお話。
異教徒が絡んでくるので、上記の繰り返しではないが、きっといろんな宗教を知っていれば楽しめたのかもしれない。
内臓飛び出し映像もあったので個人的にはなんとも言いがたい作品。

俳優人が微妙というのは、微妙に知っている方が居たという事だ。
まず、布を届けるように言われた青年サイモンはエドワード・フォーリング。
映画「ターミネーター2」の少年だ。
そして、心臓を届けるように言われたジャンは、スタニスラス・メラール。
映画「イザベル・アジャーニの惑い」の彼。
サイモンの手紙を奪ったライエルは、映画「レジェンド・オブ・メキシコ」の彼。
そして、ライエルと共に、旅をする剣の達人ヴァンニがクレッチマン。
ちなみにもう一人の旅人は、鍛冶屋で悪魔と取り引きをしたジャコモという青年。
(後に知ったが、ジャコモが、ラウル・ボヴァの役だった。←追記:2011.9.20
皆々様(ジャコモ以外)、1度は会っている面々だったのだ。
だから、最後まで物語は見れたが。

さて、クレッチマン。
少々長めの髪形も似合うし、剣の扱いもかっこいい!やはり彼が一番いいなあと思った。
ラストは、まったく可愛そうだったけど、どうして、あんなラストなんだろうか?

あ~分からない事だらけだった。(爆) 

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「ライフ・イズ・ビューティフル」

2006-08-15 09:03:42 | イタリア映画&ドラマ

La Vita e Bella  1998年 イタリア作品

監督 ロベルト・ベニーニ
主演 ロベルト・ベニーニ 二コレット・ブラスキ ジョルジオ・カンタリーニ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1937年。
グイドは、叔父を訪ねてトスカーナの町にきた。偶然であったドーラに恋をしたグイドはあの手この手で彼女に近づき結婚までこぎ着ける。
そして、5年の月日が流れ、彼の息子ジョズエが5歳になった時、ナチスにより強制収容所へ送られることになってしまう。
彼は、ユダヤ系だったのだ。


勝手な感想(自分の思い込み多々)
お盆だし、終戦記念日なので、苦手な分野ですが、戦争映画を掲載する事に。

1998年アカデミー賞外国映画賞やカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した作品。

ドンパチものの戦争映画と違いさり気無く戦争を批判している作品なのでお勧めしたい。
じ~んと心に沁みる作品だから。この作品と映画「戦場のピアニスト」はいい作品だと個人的には思っている。

グイドを演じたロベルト・ベニーニさんは、イタリアのチャップリンと言われている方なのだそうだ。

始めは、この人詐欺師?と思うくらい偶然を装ったり、彼女を口説いたりというのが上手かった。言葉巧みというかなんというか。
前半のそんな雰囲気をそのまま残しつつ物語は悲劇へとなだれ込んでいくのだ。
突然の収容所行き。なのに、幼い子供を救う為に彼はお得意の“うそ”をつくのだ。それも、上手い嘘を。これが見事なのだ
いつばれるのかとどぎまぎしながらラストはどうなるのかと、最後まで見逃せない。そして、ラスト・・・。涙・・・。
きちんと物語の中に複線をさり気無く漂わせている。ホテルで出会ったあの人や、息子の悪い癖やその他いろいろ。そういえば、あの時そんな事が~とその時が来て初めて気がつくのだ。
いや~上手い!上手すぎ!めっちゃ凄い!それでいて、何もかもが押し付けがましくないのだ。それでもしっかり戦争の悲劇を訴えている。凄いとしか言いようがないが、見事!と言うべきなのだろうか。素晴らしいというべきだろうか。

この機会に1度は見てもいいのではないかと、個人的には思う。

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