マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「非常戦闘区域」

2010-07-07 21:02:36 | スペイン映画&ドラマ

Guerreros 2002年 スペイン作品 

監督 ダニエル・カルバルソロ
主演 エドゥアルド・ノリエガ エロイ・アソリン ルーベン・オチャンディアーノ オリヴィエ・シュトルク

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1999年。セルビア兵はコソボから撤退していった。多国籍軍の目的は、平和維持と再建とゲリラ武装の解除だった。
コソボの村、アブラニツァにいたアロンゾ中尉率いるスペイン軍は、シャドー・ゾーンと言われる危険地帯のルイカへ行き、電気の復旧作業を命じられる。
護衛のフランス軍と共に現場へ向かったアロンゾ中尉達。だが、途中でゲリラに遭遇し、話し合いも空しく銃撃戦になってしまうのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
あらすじには書かなかったが、主人公はスペイン軍に居る若い兵士ヴィダルのようだった。
彼は独自の正義感を持っていて、最初にいた村でも問題を起こし、中尉と対立してしまうのだ。

現地の人の為に働いているのだが、命令以外の事は行ってはいけないという暗黙の了解のようだった。
中立を保つというのも、相手がそれを知って成り立つものだとこれを見てつくづく思ってしまった。
戦いに来ている訳でもないのに、銃を構えているだけで敵だとみなされてしまうのだから。
だったら、こちらは銃を置けばいいと思うが、あんな治安の悪い場所では無理な話。

日本の自衛隊派遣の時もこんな感じだったのではと思うと、心苦しくなってしまうのだった。

それでは、
目的のオリヴィエはと言いますと。護衛のフランス兵だった。
中尉が英語を話すのでそれでコミュニケーションを取っていた。

襲われた後で、スペインの生き残った兵士と共に行動していた。
ゲリラとの銃撃戦の引き金を引いてしまったのは、彼なんだけども、それでも見ているこっちは、生き残ってくれてよかった~なんて思ったのだった。
だって、あれだけの出演シーンだったら空しいからさあ。(^◇^;)
短髪の必死な形相はすっごく男っぽくってかっこよかった。
やんわりしたムードの彼しか見てなかったので、新鮮だったのだ。

忘れてならないのが、アロンゾ中尉を演じた、エドゥアルド・ノリエガ。
彼は見る度に違った印象を受ける。

今回は、苦悩する若きリーダーという感じだった。
前回見た「シベリアン・エキスプレス」とも、その前に見た「バンテージ・ポイント」ともまた違った感じの雰囲気だった。
今度はどんな感じで出会えるのか?なんとなく楽しみになってきたぞ。


苦手な戦争映画だから仕方ないが、
地雷を踏んでしまった兵士のシーンは目を覆いたくなった。さらに、死体がたくさんで久々に滅入ってしまった。

ラストはハッピーエンドだと思っていいのだよなあ。
そうじゃないと可愛そうすぎる・・・。 (>_<)


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