敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。敏腕演劇プロデューサー目指し、長らくフリーで活動。2018年11月から修業の場を俳優座に置いた。

千里の道も・・・

2007年06月19日 | 東演
 第128回公演『恋でいっぱいの森』が終わり、東演の公式HPのトップページも『朗読劇/月光の夏』に変わりました。

 『月光』は、毎年行う・・・東演のライフワーク的作品でもあるためか、東演の俳優有志によるIT委員も気合が入っており、動きます。

 その稽古もそろそろ始まりますが、それに先んじて『臨時病室』の自主稽古が月曜からスタートしました。秋の訪中公演に向け・・・今から根を詰めてビッチリというのではなく、役者同士スケジュールをあわせて、千里の道も一歩から・・・。

 昨日(月曜)は、座員が集まってビルドアップする日でもあるし(いわゆる基礎訓練です)、また3人の役者によって紡がれる『臨時』の出演者の、矢野、岸並は『月光』の稽古が始まれば体を取られてしまうため、ちょいと早めの始動!というわけです。

          ※          ※          ※

 さて。昨日書いた通り、文化庁の助成金の説明会に行って参りました。
 半蔵門にある国立劇場の裏手にできた「伝統芸能情報館」なる建物の3階のレクチャー室にて、16:30より。

 当初、14時半とインフォーメーションされていましたが、参加者多数につき、2部制に変更されたため。
 なるほど演劇に限らず音楽や古典芸能等、分野が広い上に、老舗の集団に加え、力をつけてきた若いカンパニーも年々出てくるわけで・・・申請団体は増える一方なのです。
 ところが予算は大して変わらないので、結果、一団体あたりへの助成額は、概ね減る傾向になるわけですね……。
 まあ、こんな話をツラツラ続けてもつまりません。

 そんな1時間ほどの説明会のあとの帰り道・・・たまさか同じテンポで歩いていた、現代演劇協会付属劇団「雲」から分派した「演劇集団E」と、プロデュースで頭角を顕し今は劇団制に移行した「K事務所」、座長Mや毛深いOがテレビで活躍するエンターテインメント系の「S**」の制作者と僕とで、ちょいとコーヒーブレイク・・・セルフの喫茶店に入った。

 初めましての組み合わせがあったにもかかわらず、出るわ出るわ、次から次へとあっという間の2時間! わずか数時間前の「益々厳しくなります」というレクチャーに・・・勿論、大切な税金の使い道は、ちゃんとしなければいけないのだけれど・・・弱い者いじめ(?)に過ぎる的な弱音が出れば、そもそも我々がお国からお金をいただくこと自体が誤りだったのだ!的な豪快な意見まで。女性3男性1の井戸端会議は、何度も脱線しながらも、大いに盛り上がったのだった。

 図式としては、先輩女性お二方のお話しを後輩ふたりが拝聴し。。。文化庁が劇団に対して行ってきた助成の歴史の表裏を聞きながら。。。それぞれの現状や、未来への展望などを、コーヒー一杯で。
                             
 役者の自主稽古よろしく、こんな時間が、制作者の研鑽になる。
 “演劇製作”という、とても長い道程の中でいえば、足元の名もない草花に目をやるほどの一瞬のことだが・・・例えば、その鮮やかな黄色の八枚の花びらの残像が、後に別の作品の大きなヒントになるような・・・そんな160円のコーヒーだった。


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