オランダとの貿易が、ナガサキの
特異な文化形成に寄与したことは
いうまでもない。
その、まさに礎の場が出島。
徳川の世、鎖国の約200年間で
「外」に開かれた扇形の人工島を
その地に復元したテーマパーク
再現された建物群のなかには
発掘された貴重な資料とともに
最新映像技術・・・いにしえとNEWが
同居していた。
フォローするのは江戸から明治と
長い期間で、また再現された島の中に
ミニチュアの出島町が造られている。
長崎と出島を繋いでいた橋は
あえて今をまとったスタイリッシュな姿で
我々を歴史にいざなう。
少しこまかにいえば。
オランダ商館の次席(ヘトル)の住居、
輸入品の砂糖蔵、時代をくだって
幕末の商社の石蔵などなど
ボリュームもあり、じっくり眺めたら
1日は過ごせる充実ぶり。
足を休め喉を潤す店も
雰囲気満点の建物にあって
少し懐かしいメニューも。
それでいて、オーダーはQRコード。
新と旧のコラボはここにも。
オランダ坂に中華街、グラバー園に天主堂。
みどころ満載の街はとても小さく、
市電(この移動手段自身もスポットの一つ)
で簡単に巡れるけれど、例えば
出島と新地中華街などは徒歩圏内。
その短い時間にも、名もなき小公園や
古い店をリノベしたカフェなどが
目や舌を愉しませてくれる。
一等最初のオブジェは
新地中華街近くの橋の端に佇んでいた。
温故知新。
故(ふるき)を温(たずねて)
新(あたらしさ)を知(しる)。
オランダ語の夏休み「zomervakantie」
と題した長崎ぶらり。
あちこちでそれを想わせてくれる街。
vier (フィア)は蘭語の4
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