敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

ハツハチノヘ

2020年02月07日 | 身辺雑記
信濃の山奥で生まれ育ったハツは
大家族を支えるために周辺で一番のまち、
茅野に働きに出ることが決まった。
《ハツは茅野へ》と読めなくもない。

が、正解は《初八戸》である。
父が五所川原出身で本家はじめ
親戚もまだ多く青森県内にいるのに、
我ながら不思議だけれど。



例えば。
神奈川が武蔵国と相模国から成るように、
青森も旧藩で言えば津軽と南部、
別の政治文化のもとで発展し、
五所川原は津軽側ゆえに同県ながら、
南部の首都・八戸との接点が
あまりなかったのである。
勿論、通過は数えきれないほどあり、
降り立つのが初めて、の意。

八戸には今夏に巡演する劇団俳優座の
『八月に乾杯!』の打ち合わせに。
なお、写真一枚目は上野駅構内。

さて「国境の長いトンネルを抜けると
雪国だった」は小説『雪国』の冒頭。
2020年2月7日の東北新幹線は、
一ノ関駅を過ぎたトンネルを抜けると
ようやくに雪景色になった。


恐らく他の年なら、もっと南から
白銀の世界が広がっていたはず。
今年がとんでもない暖冬なのだろう。



目的地の八戸市民劇場は本八戸駅にある。
はやぶさの停まる八戸駅から乗り換えて
二駅、時間にすると八分の距離にある。

駅の話を少し。
「本八戸」駅が、昔は「八戸」駅で、
1971年「尻内」駅に「八戸」の名を
譲ったそうだ。ちなみ「しりうち」と読む。
八戸は蛇足だが「はちのへ」で、
本八戸は「ほんはちのへ」。

そんな八戸駅に13:22に着。
しかし滅多矢鱈に本数があるわけではない。
駅周辺を散策しつつ、昼食をとり、
電話やメールのやりとりもしていたら
ギリでJR八戸線に乗る時間になった。
PASMOをポケットから取り出し、
と……使えない(Suicaも)ので
あたふたしながら切符を購入。


そんなこんなで打ち合わせを無事に終えた。
・・・それにしても。
「八」の多いブログだった。
八戸は勿論、八分とか八月とか。

ウィルスで不安が募る毎日、
末広がりで良いかしらん。
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