米大リーグはポストシーズン。
大谷ドジャースへの挑戦権を賭け、
パドレスとブレーブスが
ワイルドカードシリーズ
時差もあり、詳しくは判らないが
ニュースなどのくくりで「同じ日」
日本では我がヤクルトの
青木宣親が引退試合。
本当に素敵なゲームとセレモニー。
愛されていたがゆえの周辺の献身が
ジワジワではなくガツンとくる一夜。
ローテーションピッチャーで
本当は「お休み」の盟友・石川雅規が
7回にマウンドへ。
球界最年長の投手と野手が揃い踏み。
その前に投げたサイスニードも同様、
「ノリさんの為」に志願登板した。
前半、ワンサイドにみえたが
負ければBクラスが決まる
対戦相手のカープも奮戦し、
このイニング反撃! 2得点。
石川44才は後続を切って、青木を待つ。
センターからカラフルなグラブの、
この日、既に2安打した41才と握手し、
一塁側ベンチへ。
そのスタンド後方の一席には
ファンクラブ名誉会員の一人
さだまさしが、石川の19番の入った
ユニフォームを着て観戦していた。
フジサンケイグループと関係が深い
スワローズゆえ、BSフジが生放送。
燕OBで、青木同様MLBプレーヤーの
五十嵐亮太を解説に、4人のゲスト
・・・元ヤクルト監督の真中満、
現楽天SD石井一久、
大学プロともに同チーム武内晋一、
現役時代はサブマリン、
引退後はスカウトとして青木担当の
宮本賢治 ・・・が、
それぞれの「ノリ」を語った。
語るといえば。試合後のマイク。
青木は球場に残る広島ファンにも感謝。
サプライズでスクリーンに現れた
イチローからの労い、そして
「じゃあ、最後、バシッとな」と
無茶ぶりされたのを受けた、
飾らない青木の最後の挨拶は
前述の気配りを含め、
プレー同様一言一句格好良くて……
世界の51番の前には、
日向高校野球部元監督・田平裕三、
早大同期の鳥谷敬、海の向こうから
マクガフ、バレンティンの両助っ人、
さらにはダルビッシュ有も登場。
2024年10月2日。
「また逢いましょう」で締めた
ミスタースワローズ。
青木ヤクルトは何時になるのか?
秋。
闘いを続ける者と去る者と、
ふたつの道に分かれる季節。