麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

三分二十数秒

2017年06月10日 | 身辺雑記
某県警の警務部長らが約三分半、
深く頭を垂れて、謝罪。

***

『日本で一番悪い奴ら』のDVDを
観たのは上記事件の前日だった。
いわゆる「稲葉事件」と呼ばれる、
とある警察の大スキャンダルを、
その張本人が著した『恥さらし~
北海道警悪徳刑事の告白』を元に、
綾野剛主演、白石和彌のメガホンで
昨年公開された映画なのだけれど。

抜群の検挙数でエースの座にあった
一人の刑事がスパイらと組んで、
実は拳銃を買うなど不法に入手し
摘発の形を取った。その資金は
なんと薬物売買から得るという、
文字づらだけでも「日本一悪い」が
ひしひし伝わる不祥事だった。

最終的には、覚醒剤取締法および
銃刀砲類所持等取締法の違反容疑で
現職警官が逮捕され、上司は公園で
Sは刑務所内で自ら命を絶った。
そして男は有罪という事実が下敷き。

それを観た翌日聞いたニュースは、
はじめ「一家心中」が前面にあり、
その父親の仕事は意識しなかった。

7日、一転三人とも殺害と発表され、
個人的にはこの時点で職業を耳にし、
直近の映画がフィードバックされた。

勿論、二つには何の関連もない。

それよりも。
頭を下げる時間の余りの長さに驚いた。
殺人を署員が起こしたことは重大だ。
が聞けば、その県警はそれまでに
既に色々しでかしていたという。
なるほど、そういうことか。

にも関わらず、トップが出てこない?
言うまでもなくキャリアには
キャリアの事情や面子がある。

そうそう、前段の稲葉事件は、
組織としての関与が注視されたが、
結局、上層部にまで司法の手は
伸びないまま今に至っている。

***

福岡の事件の真相究明に期待したい。
警察官の多くは一生懸命我々の為に
日々戦ってくれているのだ!
プラスの部分も取り上げて欲しい。

色々述べたいことはまだあるが。
最後にひとつだけ。
首の骨が折れたことと「強い殺意」、
その連関について。
殺意は確実にあったろうけれど、
普段鍛えていると考えられる男が
「普通」に締めても折れるのではと、
医学的知識はまるでないけれど思う。

情状酌量する気は毛頭ない。
ただトッピングする必要もない。

***

ふたつの小さな命とその母であり、
ひとりの女性でもあった命に合掌。
コメント
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