忘却への扉

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子どもに投資を奨励する国

2015-03-25 | 追憶
 【 地 軸 】 2015/3/21 地方紙1面下段記事より

 [昔は学校に現金を持っていく機会が多かった。口座振替ではなかったころの話。給食費や教材費のほかに「子ども郵便局」があり、小遣いの一部を貯金するよう勧められた。
 ▲預け払いの実務を体験することで正しい金銭感覚を養い、貯蓄の大切さを学ぶという名目。ピーク時だった1960年代の加入者は250万人を超えた。
 ▲子どもの小遣いを貯金させる発想は古く、1900年にさかのぼる。小額切手を少し筒専用の台紙に張り、いっぱいになると郵便局に預ける「切手貯金」。太平洋戦争時には戦費に充てるために、文字通りの「弾丸切手」が発行された。
 ▲来年創設される子ども版の少額投資非課税制度(NISA)で、そんな話を思い出した。名義は20歳未満だが、実際に投資するのはおそらく親や祖父母。株式市場の活性化と、若年層の投資への関心を高めるのが狙いとか。
 ▲そのNISA本体。昨年1月に華々しくスタートしたものの、開設した口座のうち昨年末までに使われたのは約45%。少額とはいえ実際の投資には腰が引ける人が多かったようだ。
 ▲日本の家計金融資産が1694兆円と過去最高になった。ただし、株式などへの投資は1割未満。麻生太郎金融担当相がいくら「世界的に見ても異常」と投資をあおっても、国民の貯金志向は長年の教育の「立派な」成果といえる。投資は貯金とは違う。子どもを「だし」にした資金集めならいただけない。] 

合格の鐘を‥

2015-03-25 | 日々
 ウグイスの初鳴きを聞いたのは数週間前のことだが、まだなんとかウグイスかと分かる程度だった。その後、しだいにウグイスの声らしくなってはきていた。山では未熟者たちの練習光景にも出会えた。
 数年前に寝室を隠居に移ったこどで、窓の外で朝を教えてくれるウグイスの鳴き声は聞けなくなったが先日玄関の引き戸を開けたままにしていたら、すぐ前のコブシの木から挨拶してくれた。最後の部分に音程を外していたのはしょうがない。
 昨日は近所の果樹園で収穫作業中にまだ花がわずかに残っている梅の木で上手に鳴くウグイスの声を聞いた。それに合わせるようにあちこちから競い合うかのような鳴き声が聞こえてきた。練習の成果で上達している。合格の鐘を鳴らそう。
 それぞれに微妙な発声の違いを聞き分けるのも楽しみ。まだ日によって寒暖差があり、まだまだ桜も開花を迷っているようだ。桜の季節になればウグイスにも似合う春を感じる。もうすぐだ。