忘却への扉

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侵略正当化の洗脳?

2015-03-23 | 追憶
 《 「八紘一宇 建国以来、大切な価値観」 》 【 自民三原氏 予算委で発言 】 《 課税問題質問 持論を展開 》 2015/3/18 地方紙記事より

 [ 自民党の見原じゅん子参院議員(50)は16日の参院予算委員会で、日中戦争から第2次世界大戦にかけて、当時の政府が用いた「八紘(はっこう)一宇」を、「日本が建国以来、大切にしてきた価値観だ」と訴え、今後の日本のあるべき姿として紹介した。17日付ブログでも、重ねて言及した。
 八紘一宇には「世界を一つの家とする」との意味がある。戦前・戦中には、天皇を中心とした日本の海外進出を正当化するスローガンとされた経緯がある。
 16日の予算委で、三原氏は多国籍企業に対する課税問題を取り上げた際「現在の国際秩序は弱肉強食だ」と指摘。その上で「「八紘一宇の理念の下、世界中が一つの家族のように睦みあい、助け合えるような経済、税の仕組みを運用していくことを確認する政治的合意文書のようなものを、安倍晋三首相がイニシアチブを取り、世界中に提案していく場気だ」と持論を展開した。
 質問された麻生太郎副総理兼財務相(74)は「戦前・戦中の)メーンストリーム(主流)の考え方だったと思うが、三原さんの世代にこうした考えを持つ人がいることに正直、驚いた」と感想を述べた。 ・・・ (以下 省略)]

どっちもっどっち

2015-03-23 | 平和を
 【 地 軸 】 2015/3/18 地方紙1面下段記事より

 [昨日の朝、カーテンを開けて驚いた。辺り一面が白く煙り、すぐそこの建物がはっきり見えない。霧、もや、かすみ。表す言葉はいくつもあるが…。
 ▲気象用語では霧。もやとの違いは見通しの差だ。かすみは観測上の定義がなく、いわば暮らしに根付いた言葉。広辞苑では「春はかすみ、秋は霧」と区別し、季語でもある。さすがに昨日は、霞と呼ぶには濃すぎたけれど。
 ▲疑惑の霧は晴れたが、憤りが募る。ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ南部クリミア編入を親欧米政権の誕生後に決めたと従来の主張を覆した。すでに判明している軍派遣と合わせ、力による現状変更の批判を認めたに等しい。
 ▲編入宣言から1年。「告白」は続く。政変を受け、核兵器の使用準備を検討したという。経済制裁などで孤立化を深める中での「脅し」には断固抗議する。核保有大国として、核廃絶への努力こそが求められているのだ。
 ▲「核兵器のない世界へ引き続き努力したい」 ―岸田文雄外相はプーチン氏の発言にこう述べた。一方で、オーストラリアの核兵器禁止条約の呼びかけには賛同しない方針だ。「核の傘」の下にいるがゆえの矛盾した対応が歯がゆい。
 ▲霞には「縄張り」の意味もある。米国は同盟国に不賛同を働き掛けたという。保有国も非保有国も、立場の違いを超えて目標を共有しよう。核の威力を誇示し、廃絶の機運を霧消させることなどあってはならないのだから。]