【 イスラム国の洗脳教育衝撃 】 今治市 男性 (82 ・ 無職)
◇17日朝の民放情報番組で「衝撃『イスラム国』の子ども教育…異教徒への殺意」を見て、まさしく衝撃を受けた。この少年たちと同じような教育を私も体験したからだ。
◇第2次大戦の開戦とともに強くなった戦時教育は、「非常時」という言葉とともに常軌を逸した狂気の世界へ変わった。適正文化排除の名のもとに多くの国の言語、書物、音楽、宗教などが統制され、視野から消えた。「勝ち抜く僕ら少国民。天皇陛下の御為に死ねと教えた父母の、赤い心を受け継いで心に決死の白襷(たすき)、掛けて勇んで突撃だ」と歌って行軍した記憶は今も消えない。白紙に近い少年の頭脳には善悪正邪の別なく鮮烈に焼き付けられ、時には恐ろしい後遺症をもたらす。
◇少年を洗脳して死をを恐れぬイスラム戦士とするのも容易かもしれない。私は体験から恐れる。「対岸の火事」ではない。かつての日本が陥り、私たちと世界の人たちを苦しめた過ちを子孫に繰り返させてはならない。]
《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より
◇17日朝の民放情報番組で「衝撃『イスラム国』の子ども教育…異教徒への殺意」を見て、まさしく衝撃を受けた。この少年たちと同じような教育を私も体験したからだ。
◇第2次大戦の開戦とともに強くなった戦時教育は、「非常時」という言葉とともに常軌を逸した狂気の世界へ変わった。適正文化排除の名のもとに多くの国の言語、書物、音楽、宗教などが統制され、視野から消えた。「勝ち抜く僕ら少国民。天皇陛下の御為に死ねと教えた父母の、赤い心を受け継いで心に決死の白襷(たすき)、掛けて勇んで突撃だ」と歌って行軍した記憶は今も消えない。白紙に近い少年の頭脳には善悪正邪の別なく鮮烈に焼き付けられ、時には恐ろしい後遺症をもたらす。
◇少年を洗脳して死をを恐れぬイスラム戦士とするのも容易かもしれない。私は体験から恐れる。「対岸の火事」ではない。かつての日本が陥り、私たちと世界の人たちを苦しめた過ちを子孫に繰り返させてはならない。]
《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より