忘却への扉

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『産む機械』

2007-02-03 | 平和を
 柳沢厚生労働相の少子化問題に関しての「産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」などと発言した問題。
 自らが選択した人物だからと、首相は擁護を続けるだけですむ立場なのか。海外派兵は正当化、次は自由に戦争のできる国へと憲法改正。
 どこかそこに繋がるようにも思える。戦場に送るため「産めよ増やせよ」と国民に呼びかけながら、その挙句「一億総玉砕」の残虐な矛盾を命じた日本が過去にあったのだ。
 子供を産めないだけで非国民扱いや、女性として認めないこともよくあったと聞いている。子供を産み育てるのが役目で、それも男児を良しとした。
 産むのが役目から、現厚生労働相によれば産む機械で装置となった女性。これを政治の進化と受け止めよというのか。憲法改正も進歩ではなく、過去への退化の意図がと教えてもらっているのだろうか。いずれにしろ人権を軽視せずには、軍事力強化や戦争に行ける国になれないことは理解できる。