忘却への扉

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川魚がいた

2007-02-06 | 日々
 町の真ん中を流れる川に、魚がいると教えてもらった。一緒に歩道にいたのに知らずにいた。すぐ下でたくさん泳いでいる。
 なぜこんなにと、不思議なほどの数だ。いつも走る道路に沿って流れる川だが、土砂の堆積した部分が多く水面の幅は道路よりも狭い。
 歩道を歩くことなどめったにない。4メートルほど下の川を覗き込むために、車を停めることもない。
 雨がたまに降るだけの日が続き、数本の橋の下流はいまも干上がったままだ。そこから上も、ある箇所までは幾度か水が無くなった。
 この地域ではハヤと呼ぶ小さな川魚だが、正式な名前は知らない。10センチほどの群れも一部にいた。近くの橋を渡る時、もう一度何人かで水中を見た。
 向こう側の土手を歩くと、水の流れが遠くなり川魚は見えなくなった。川の半分以上に雑草が生い茂る場所には誰もいない。川に限らず、きれいな水中を泳いでいでいる魚を見ると安らぎを覚える。