いよいよ富士登山の日の朝。
4時半ごろ起床しました。
お天気もよさそうです。
まずは、宿が用意してくれたおむすび弁当で朝ごはん。
これもなかなかボリューム満点で大満足
5合目からのご来光と、もう一度小御嶽神社にお参りを・・・と外へ。
あ!
雲が晴れてきれいに頂上が見えます!
楽しみになってきました!
下は雲がかかっていて、ご来光はイマイチでした
5時50分、
さて、それでは出発しましょう!
昨年から始まった保全料徴収。
千円払ってバッチをもらいました
そして登山道へ。
おひさまがまぶしい!
泉ヶ滝。
大きな岩が崩落していました。
9月中旬で登山道閉鎖し修繕工事に入るそうです。
しばらくは広い緩やかな上りを歩いて、
ほどなく6合目到着。
さて、7合目を目指します。
途中までは整備された砂礫の道。
結構あちこち登山道が傷んでいるみたいですね・・・。
この辺りから岩登りになります・・・
7合目の小屋群が近くなってきました。
小屋ではいろんなもの売ってます
まだまだ続く、7合目小屋群。
少し上っては小屋という感じで6~7つの小屋があります。
ここで妹にかるーい高所反応がでまして、
細かく休みを入れて順応を促しながら進みます。
7合目鳥居荘。ガスがかかってきました。
ここからは8合目が目標になります。
荒々しい稜線を眺めつつ・・・。
あ、あれは8合目小屋群かな・・・。
よいしょ、よいしょ・・・。
また青空も見えてきました。
八合目でも上のほうにある山小屋元祖室に到着。
いつの間にか3,000m越えてました
元祖室の傍らに祀られているのは烏帽子岩。
このプレハブの中にあるんだと思うんですけど覗いてもイマイチわからなかった。
季節的にもう閉じられていたのかも
烏帽子岩は、
富士講中興の祖とされる食行身禄が断食の末に入定(ミイラ化)したと言われる場所。
いまも富士講を継ぐ人たちの聖地となっているそうです。
ここらでちょっと長めの休憩。
ちょっと早いお昼を兼ねてエネルギー補給と高度順応。
妹の高所症状もやや落ち着き、
わたしは症状全く無し。
ゆっくりゆっくり進んで、なんとか体調を維持して頂上に立ちたいな・・・。
さて、次は本八合目を目指します。
来し方を振り返ると・・・
だいぶ登った感ありますね・・・。
はい、ここから本八合目。
昨年は本八合目の山小屋に夜について夜半に台風が強くなって中止でした。
妹にとっては未知の世界の始まりです。
まだまだ先も長いですね・・・
よいこら、よいこら・・・。
結構風が強くなってきました
帽子をかぶって保温して、よいしょよいしょ・・・。
9合目の鳥居が見えてきました!
みなさんお賽銭挟んでいくんですね
九合目迎久須志神社。
下を覗くと・・・
みなさんがんばって登って来てます
さて、頂上まであと少しです!
はい、
頂上の久須志神社の鳥居に到着!
はい、14時、吉田ルートの山頂(3,715m)です!
たくさんの人が山頂でのひとときを満喫しています。
がんばったー
8時間かかったかな。
妹はちょっと疲れている感じ。
わたしはまだ余裕があります
まだまだたくさんの人が登ってきますね。
ふと見ると・・・
けっこうゴミが落ちてます
登ってくる途中にも結構ゴミ落ちてて、
小さいものは拾ってきましたが、
なんか残念ですよねー。
あれだけ富士登山のマナーについて取り上げられているのに・・・
さて、気を取り直して、
お鉢巡り前のコーヒータイム。
これもツアー登山はできないお楽しみです
さっきまで雲がかかっていて下界は見えなかったんですが、
コーヒー入れてる間に「わあ」って歓声が上がって
みると、雲がはれて山中湖が見えてきました。
さて、遅くならないうちにお鉢巡り行きましょう。
お鉢を半分ぐらい歩かないと、
一番高いところ剣ヶ峰(3,776m)に立てないのです
荒々しい溶岩石の道を進みます。
つららとか・・・
雪とか・・・
9月の山頂は結構寒くて鼻水止まりません
剣ヶ峰、まだまだ先です
御殿場ルートの頂上。
銀明水。
富士山に沸く神聖な水を祀ったところ。
伝説ではここに沸く水は琵琶湖からの通い水だそうです。
別のところに金明水もあります。
頂上浅間神社奥宮。
改修工事中でした・・・
さて、いよいよ最高地点剣ヶ峰が近づいてきました。
最後に馬ノ背と呼ばれるこのきつい上りを行かなくてはなりません
よいしょ、よいしょ・・・。
無人の気象観測所。
そして、
日本最高地点富士山剣ヶ峰に到着です
やっと着いたー
最高地点から見下ろす富士山の火口(大内院)。
この時間になるとあんまりお鉢巡りしている人もいなくて、
お一人男性がいらしたので写真撮り合ったりちょっとお話したりして・・・。
さて、
もう日も暮れかけてきたのであと半分歩いて本八合目の山小屋まで下りましょう。
このころから私も軽い頭痛を感じまして、
あーやっぱり来たか、高所反応
でも本8合目まで高度を下げたら楽になるんじゃないかな・・・・。
しかもおひさまが出てると暖かいのですが、
雲の陰になるとすんごく寒くて、
風も強くなってきて・・・・
もう少しだ、がんばれがんばれ・・・。
第二火口(小内院)
お鉢ルートから外れていますが、
踏み跡があるところは金明水があるところに行く道です。
はい、お鉢一周して、吉田口頂上に戻りました。
あんなにたくさん人がいたのにもうガラガラです。
薄暗くなってきました。
また体感気温低くなることを想定して一枚着込みました。
下山道を山小屋に向けて急ぎます。
こちらは側は太陽の陰になっているので余計に寒さが身に染みました。
鼻水が止まらない
小屋が見えてきました!
17時過ぎ、やっと小屋到着し、チェックイン。
次々登山客が入ってくるから、と、
寝床に荷物を置くとか一息つくとかいう暇なくそのまま食堂にて晩ごはん
ごはん美味しかった・・・
おいしかったんですけど、
それにも増して、寒さが身に染みる
早く寝袋に潜り込みたくて
ドンヨリしながら食事終了
終わったらベルトコンベア式に宿泊棟に案内されて、
「ここね」と指定されたところはぴっちり寝袋が並べられた男女混ぜ混ぜ空間。
もうなんでもいいや。
妹のこともやや放置気味で
着の身着のまま寝袋入ってガタガタと震えておりました。
知らぬ間に体が温まって1時間弱眠っていたようでしたが、
妹に起こされました。
「体調が悪い」と。
やはりおもに寒さを訴えていたので、
今度は妹を温めるのに必死
しばらくして妹の震えも無くなり眠った様子で、
わたしも安心してスーッと眠りに落ちました。
そしたら今度は突如襲った吐き気で目が覚め、
ヤバイ!と妹のために置いていたビニール袋を口に当てたとたんに
わたくし、吐いちゃいました
1回吐いたらラクになったんですが、
そのあとも、ふっと眠ったら吐き気で目が覚めるを2回繰り返し
今度はお腹も痛くなってトイレに2回起きて・・・
ああーツラい。
もう、やっぱり高山病になっちゃった
しかも今までは頭痛止まりだったのに、
吐くなんて初めて
もうわたしは高所に適応できないんだ・・・。
2度と富士山登るもんか。
あーツラい、あーツラい・・・
と思っているうちに眠りに落ちました。
そのうち夜中2時ごろに、
ご来光を頂上で見るツアーの人たちがもそもそ起きだして
目が覚めましたが、
頭が痛くてそのまま横になってました。
あーツアーだったらこんなに寒い中外に行かなきゃならなかったんだ・・・。
私たちは朝まで横になっていられる・・・
よかったー・・・
と、また眠りに落ちました
5時ちょっと前ぐらいに自然に目が覚め、体を起こしてみましたが、
まあ頭は痛いけど何とか動けそう。
あーひどい夜だった。
もうほんとに辛かった
ご来光、見に行けるかな・・・。
つづく。
4時半ごろ起床しました。
お天気もよさそうです。
まずは、宿が用意してくれたおむすび弁当で朝ごはん。
これもなかなかボリューム満点で大満足
5合目からのご来光と、もう一度小御嶽神社にお参りを・・・と外へ。
あ!
雲が晴れてきれいに頂上が見えます!
楽しみになってきました!
下は雲がかかっていて、ご来光はイマイチでした
5時50分、
さて、それでは出発しましょう!
昨年から始まった保全料徴収。
千円払ってバッチをもらいました
そして登山道へ。
おひさまがまぶしい!
泉ヶ滝。
大きな岩が崩落していました。
9月中旬で登山道閉鎖し修繕工事に入るそうです。
しばらくは広い緩やかな上りを歩いて、
ほどなく6合目到着。
さて、7合目を目指します。
途中までは整備された砂礫の道。
結構あちこち登山道が傷んでいるみたいですね・・・。
この辺りから岩登りになります・・・
7合目の小屋群が近くなってきました。
小屋ではいろんなもの売ってます
まだまだ続く、7合目小屋群。
少し上っては小屋という感じで6~7つの小屋があります。
ここで妹にかるーい高所反応がでまして、
細かく休みを入れて順応を促しながら進みます。
7合目鳥居荘。ガスがかかってきました。
ここからは8合目が目標になります。
荒々しい稜線を眺めつつ・・・。
あ、あれは8合目小屋群かな・・・。
よいしょ、よいしょ・・・。
また青空も見えてきました。
八合目でも上のほうにある山小屋元祖室に到着。
いつの間にか3,000m越えてました
元祖室の傍らに祀られているのは烏帽子岩。
このプレハブの中にあるんだと思うんですけど覗いてもイマイチわからなかった。
季節的にもう閉じられていたのかも
烏帽子岩は、
富士講中興の祖とされる食行身禄が断食の末に入定(ミイラ化)したと言われる場所。
いまも富士講を継ぐ人たちの聖地となっているそうです。
ここらでちょっと長めの休憩。
ちょっと早いお昼を兼ねてエネルギー補給と高度順応。
妹の高所症状もやや落ち着き、
わたしは症状全く無し。
ゆっくりゆっくり進んで、なんとか体調を維持して頂上に立ちたいな・・・。
さて、次は本八合目を目指します。
来し方を振り返ると・・・
だいぶ登った感ありますね・・・。
はい、ここから本八合目。
昨年は本八合目の山小屋に夜について夜半に台風が強くなって中止でした。
妹にとっては未知の世界の始まりです。
まだまだ先も長いですね・・・
よいこら、よいこら・・・。
結構風が強くなってきました
帽子をかぶって保温して、よいしょよいしょ・・・。
9合目の鳥居が見えてきました!
みなさんお賽銭挟んでいくんですね
九合目迎久須志神社。
下を覗くと・・・
みなさんがんばって登って来てます
さて、頂上まであと少しです!
はい、
頂上の久須志神社の鳥居に到着!
はい、14時、吉田ルートの山頂(3,715m)です!
たくさんの人が山頂でのひとときを満喫しています。
がんばったー
8時間かかったかな。
妹はちょっと疲れている感じ。
わたしはまだ余裕があります
まだまだたくさんの人が登ってきますね。
ふと見ると・・・
けっこうゴミが落ちてます
登ってくる途中にも結構ゴミ落ちてて、
小さいものは拾ってきましたが、
なんか残念ですよねー。
あれだけ富士登山のマナーについて取り上げられているのに・・・
さて、気を取り直して、
お鉢巡り前のコーヒータイム。
これもツアー登山はできないお楽しみです
さっきまで雲がかかっていて下界は見えなかったんですが、
コーヒー入れてる間に「わあ」って歓声が上がって
みると、雲がはれて山中湖が見えてきました。
さて、遅くならないうちにお鉢巡り行きましょう。
お鉢を半分ぐらい歩かないと、
一番高いところ剣ヶ峰(3,776m)に立てないのです
荒々しい溶岩石の道を進みます。
つららとか・・・
雪とか・・・
9月の山頂は結構寒くて鼻水止まりません
剣ヶ峰、まだまだ先です
御殿場ルートの頂上。
銀明水。
富士山に沸く神聖な水を祀ったところ。
伝説ではここに沸く水は琵琶湖からの通い水だそうです。
別のところに金明水もあります。
頂上浅間神社奥宮。
改修工事中でした・・・
さて、いよいよ最高地点剣ヶ峰が近づいてきました。
最後に馬ノ背と呼ばれるこのきつい上りを行かなくてはなりません
よいしょ、よいしょ・・・。
無人の気象観測所。
そして、
日本最高地点富士山剣ヶ峰に到着です
やっと着いたー
最高地点から見下ろす富士山の火口(大内院)。
この時間になるとあんまりお鉢巡りしている人もいなくて、
お一人男性がいらしたので写真撮り合ったりちょっとお話したりして・・・。
さて、
もう日も暮れかけてきたのであと半分歩いて本八合目の山小屋まで下りましょう。
このころから私も軽い頭痛を感じまして、
あーやっぱり来たか、高所反応
でも本8合目まで高度を下げたら楽になるんじゃないかな・・・・。
しかもおひさまが出てると暖かいのですが、
雲の陰になるとすんごく寒くて、
風も強くなってきて・・・・
もう少しだ、がんばれがんばれ・・・。
第二火口(小内院)
お鉢ルートから外れていますが、
踏み跡があるところは金明水があるところに行く道です。
はい、お鉢一周して、吉田口頂上に戻りました。
あんなにたくさん人がいたのにもうガラガラです。
薄暗くなってきました。
また体感気温低くなることを想定して一枚着込みました。
下山道を山小屋に向けて急ぎます。
こちらは側は太陽の陰になっているので余計に寒さが身に染みました。
鼻水が止まらない
小屋が見えてきました!
17時過ぎ、やっと小屋到着し、チェックイン。
次々登山客が入ってくるから、と、
寝床に荷物を置くとか一息つくとかいう暇なくそのまま食堂にて晩ごはん
ごはん美味しかった・・・
おいしかったんですけど、
それにも増して、寒さが身に染みる
早く寝袋に潜り込みたくて
ドンヨリしながら食事終了
終わったらベルトコンベア式に宿泊棟に案内されて、
「ここね」と指定されたところはぴっちり寝袋が並べられた男女混ぜ混ぜ空間。
もうなんでもいいや。
妹のこともやや放置気味で
着の身着のまま寝袋入ってガタガタと震えておりました。
知らぬ間に体が温まって1時間弱眠っていたようでしたが、
妹に起こされました。
「体調が悪い」と。
やはりおもに寒さを訴えていたので、
今度は妹を温めるのに必死
しばらくして妹の震えも無くなり眠った様子で、
わたしも安心してスーッと眠りに落ちました。
そしたら今度は突如襲った吐き気で目が覚め、
ヤバイ!と妹のために置いていたビニール袋を口に当てたとたんに
わたくし、吐いちゃいました
1回吐いたらラクになったんですが、
そのあとも、ふっと眠ったら吐き気で目が覚めるを2回繰り返し
今度はお腹も痛くなってトイレに2回起きて・・・
ああーツラい。
もう、やっぱり高山病になっちゃった
しかも今までは頭痛止まりだったのに、
吐くなんて初めて
もうわたしは高所に適応できないんだ・・・。
2度と富士山登るもんか。
あーツラい、あーツラい・・・
と思っているうちに眠りに落ちました。
そのうち夜中2時ごろに、
ご来光を頂上で見るツアーの人たちがもそもそ起きだして
目が覚めましたが、
頭が痛くてそのまま横になってました。
あーツアーだったらこんなに寒い中外に行かなきゃならなかったんだ・・・。
私たちは朝まで横になっていられる・・・
よかったー・・・
と、また眠りに落ちました
5時ちょっと前ぐらいに自然に目が覚め、体を起こしてみましたが、
まあ頭は痛いけど何とか動けそう。
あーひどい夜だった。
もうほんとに辛かった
ご来光、見に行けるかな・・・。
つづく。