「鉄は熱いうちに打て」~2
第一回目が車の止め方、減速技術。
Gの方向で言えば、前後方向にかかるGで前のめりGだ。
これに絞ってトレーニングしたところ、全員が課題をクリアした事を、検証バランススロットル45で紹介した。
これまで数多くのドライバーと接してきたが、初心者から始める事の重要さを実感した瞬間でもあった。
第二回目となる今回も、メンバーは先回と同じ。
テーマは「横G」(左右G)
ハンドル操作によって車の進路が変わり、横Gが発生する。
その横Gを「立ち上げる」「維持する」「立ち下げる(消す)」の、練習だ。
イメージとしては、ロールのさせ方をどうするかだ。
ハンドル操作一つで荒っぽい運転に感じたり、やさしい運転に感じたりする。
それはGの強さであったり、Gの変化が急激であるとそう感じる。
そういった横Gのコントロールの練習をやったのだ。
速度を一定のまま行なうハンドル操作、速度を変えながら速度にシンクロさせて行なうハンドル操作と、
分けて、なるべく分かりやすく・・・を心掛けた。
今回は横Gだったので、気分の悪くなった学生二人!
自分でハンドルを握っていると横Gがどうなっているのかよく解らないが、横に乗っていると
運転手の操作そのものが非常によくわかると、ほぼ全員が口を揃える。
そう、ここがポイントなのだ。
自らハンドルを握っていると、これから起きる事の準備とタイミングが取れる。
つまり身構える事が出来るし、自分が発生させたGだからすぐに馴染むことができる。
それが自分で望んだGなのかをしっかりと捕らえないでいると、成り行きのGを、そのうち体が
覚えてしまい疑問を持たなくなる。そうなると助手席の人はたまらない・・・。そこを皆感じていた。
お昼休みに学生と立ち話をしていると、
「まだ何回しか車を運転していないが、友人から運転がウマイと言われた・・・。」
「踏力一定のブレーキを心掛けただけなのに・・・」との話が聞けた。
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