クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

G-BOWL 47

2013-02-05 14:14:02 | G-BOWL

オートスポーツ誌 2013年2月15日号(今本屋さんに並んでいます)に
G-BOWLが紹介されています。
特集記事の内容はサーキットドライビング。
取り上げてもらったものの、ここでもG-BOWLとの結び付きがわかりづらいかも知れません。
これは以前から何度も言われていることですが、1Gまでボールが転がり落ちないG-BOWLが
欲しいとか、0.4Gが上限だと全開走行が出来ないから意味がないとか・・・。
確かに限界走行を学びたいと思っている人には、なかなか理解できないかもしれません。
サーキットの中には何か特別なものがありそうな雰囲気も理解できなくはないのですが
いきなり全開走行で学べることと言えば、失敗コーナリングぐらいなものでしょう。
ドキドキハラハラと冷や汗はセットで付いてきますけど、これをサーキット走行の楽しさ(とても
そうとは思えませんが)と、勘違いしている人が多いハズ。
サーキット走行は危ういものと、どこかで覚悟しているようにも見えます。
サーキットドライビングとと聞くと、テクニックめいた話に思えるのですが、紐解けば
“速度の管理”と“タイミング”、基本動作が正しくできた上での“組み合わせ”に過ぎません。
その基本を知る為のツールがG-BOWLな訳です。
サーキット走行で体感するGは約1.0G前後。
本番のタイヤを履いて走らなければ、練習にならないといった話も耳にします。
この考えでいくと1.0Gでしか走ったことの無いドライバーは、1.5Gから4.5GのでるF1パイロットには
一生なれない事になります。
G-BOWLの0.4Gのコントロールを覚える意味はGの強さとGの方向のコントロールです。
これはブレーキ・ハンドル・アクセルを いつ、どのくらい、どのタイミングで使うのかの基本を覚えること。
自動車操縦の基本ということです。
0.2G程の氷上を走らせても自動車の操縦は同じです。
スピードとGの絶対値が低いというだけ。
これが1.0GになってもスピードとGの絶対値が増すだけで、操縦の基本は変わりません。
F-1も同じ・・・くどくなるのでこの辺で終わりにしましょう。



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9 コメント

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Unknown (nada)
2013-02-05 20:16:34
以前、練習会に参加させて頂いた者です。オートスポーツ紙拝読させて頂きました。

今回、G-Bowlが洋式ドライビングへの入り口として紹介されているような印象も受けたのですが、この点について質問させて頂いてよろしいでしょうか。

円を描くためにはトレールブレーキングが必要とすると、G-Bowlを使った練習はむしろ和式コーナリングに近しいと思うのですが・・・ それとも、洋式のほうがピンポン玉が円を描くスピードが速くなるだけで、G-Bowl上では洋式も和式も変わらないのでしょうか。和式はブレーキで荷重をかけ、洋式は慣性で荷重をかけることを重視する走り方ということでしょうか?

まったく的外れの質問かもしれませんが、教えて頂けますでしょうか。よろしくお願い致します。

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Unknown (hid)
2013-02-05 20:33:17
表紙のスポーツドライビングの文字に引かれパラパラと立ち読み。
これは求めてた内容だと家に帰ってじっくり読んでいくと
国政さんとGbowlが載っててびっくり、にやりで嬉しかったです。

製作中のドライビング本楽しみに待ってます。
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書き込みありがとうございます (くにまさ)
2013-02-06 13:14:10
nadaさん
G-BOWLはGコントロール、自動車運転の“基本”を学ぶ為のツールです。
トレールブレーキを使う話を練習会でしたと思います。
Gを滑らかにつなげてきれいに走らせる方法で、タイヤにも優しく、タイムを計れば速さも充分です。
私も普段の運転はこれです。
ところが先々週の北海道糠平湖での氷上イベントで競技用スパイクタイヤを履けば、トレールブレーキなど全く使いません。
ここで言うところのヨーロッパスタイルそのものです。
これはつまりコース、路面、マシン、タイヤなどの条件が違えばドライビングに適材適所があるということになります。
ドライビングの奥の深さを知れば知るほど楽しくなります。
といった練習会、今年もやります。
お会いできるのを楽しみにしています。
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書き込みありがとうございます (くにまさ)
2013-02-06 13:15:35
hidさん
運転の本、すすめています。
あとしばらくお待ちください。
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Unknown (みやはら)
2013-02-06 18:20:12
autosports拝読しました。
整備士という仕事柄、様々な車を運転するのですが
改めて「基本は一緒、基本は重要」と感じました。

軽自動車でも、4tトラックも運転の基本は普遍ですものね。
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書き込みありがとうございます (くにまさ)
2013-02-06 19:57:30
その通りだと思います、
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乱入失礼します (・かっち・)
2013-02-06 20:32:44
上記コメントより
>>氷上イベントで競技用スパイクタイヤを履けば、トレールブレーキなど全く使いません。

スパイクタイヤだから、トレールブレーキは使わない、ということでしょうか?スパイクタイヤがどういった特性なのか、知りませんので・・・。

スタッドレスでの雪上走行は、当たり前のようにしますが、だからと言って運転の基本を大きく変える事はしておりません。


これは、国政さんと雪上走行でご一緒しなければ、分からないだろうと思いました・・・。
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書き込みありがとうございます (くにまさ)
2013-02-06 22:40:45
競技用スパイクタイヤが最もグリップする、スリップアングルがかなり大げさな角度であることが理由です、そのアングルがリヤタイヤにも必要なことから、深いドリフトアングルのついた旋回姿勢になるのですが、スパッと向きを変えてパワードリフトを始めるのでトレールブレーキになりません、
4つのラインの#4の走らせ方がそれです、
では練習会でお会いしましょう、
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Unknown (nada)
2013-02-06 23:27:13
お答えありがとうございます。

氷上など摩擦円が小さいところでは洋式になり(なってしまう?)、摩擦円が大きくとれるところでは和式になるということか… とも思ったのですが、違いますね。  

練習会、楽しみにしております。よろしくお願い致します。





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