めざせ世界一快適なロードスター
乗用車のバネレートと比べてNA8C(ロードスター)は、
2ランク程低いレートが純正採用されています。
(乗用車のバネレートはメーカーを問わず、かなり狭い範囲に集中しています)
スポーツカーなのにバネが柔らかい???世間の常識では???
その分なのかどうか、乗用車よりも高い減衰値が仕込まれています。
つまり低バネ/高減衰と表現される組み合わせです。
減衰値が高くバネが柔らかいとどんな印象なのかと言えば、
車体が沈み込むにしても伸び上がるにしても、
ダンパーによってサスペンションに強いブレーキがかかっているので、動きを感じ取りにくいと言えます。
自由振動を減衰させるとか、衝撃を吸収してくれるのがダンパーのイメージですが、
減衰値は時間あたりの「ストローク量」を制限する力、あるいは同じストロークをするのに
「かかる時間」をコントロールする力と考えることもできます。
なのでロードスターは常にダンパーの効きを「強めに」感じられる乗り心地とも言えます。
本来柔らかいバネは、大きくロールするものの大きな減衰を必要としません。
つまり低バネ/低減衰の組み合わせもありということです。
このことを踏まえて「乗り心地」にこだわる減衰力チューニングをしたらどうなるか。
乗り心地のための減衰値/ハンドリングと安定性のための減衰値。
このバランスをまず「乗り心地より」にチューニングして、その後に安定性とハンドリングに必要な減衰値を考える⋯
乗用車のバネレートと比べてNA8C(ロードスター)は、
2ランク程低いレートが純正採用されています。
(乗用車のバネレートはメーカーを問わず、かなり狭い範囲に集中しています)
スポーツカーなのにバネが柔らかい???世間の常識では???
その分なのかどうか、乗用車よりも高い減衰値が仕込まれています。
つまり低バネ/高減衰と表現される組み合わせです。
減衰値が高くバネが柔らかいとどんな印象なのかと言えば、
車体が沈み込むにしても伸び上がるにしても、
ダンパーによってサスペンションに強いブレーキがかかっているので、動きを感じ取りにくいと言えます。
自由振動を減衰させるとか、衝撃を吸収してくれるのがダンパーのイメージですが、
減衰値は時間あたりの「ストローク量」を制限する力、あるいは同じストロークをするのに
「かかる時間」をコントロールする力と考えることもできます。
なのでロードスターは常にダンパーの効きを「強めに」感じられる乗り心地とも言えます。
本来柔らかいバネは、大きくロールするものの大きな減衰を必要としません。
つまり低バネ/低減衰の組み合わせもありということです。
このことを踏まえて「乗り心地」にこだわる減衰力チューニングをしたらどうなるか。
乗り心地のための減衰値/ハンドリングと安定性のための減衰値。
このバランスをまず「乗り心地より」にチューニングして、その後に安定性とハンドリングに必要な減衰値を考える⋯
今回の低バネレート低減衰力の件については、低速域の減衰比を持ち上げて、高速域の減衰を下げるチューニングをしたということでしょうか?
例えば、ブル感と言われる車体振動、ピッチングモーションなどがそれです。
減衰値を柔らかくするだけでは、根絶やしにはならないことがあります。
さらにこれまで無かった揺れが出始めたりすることもあります。
減衰比で語ることもできなくはないと思うのですが⋯⋯あまり役に立たないシーン(クルマ)もあるということです。