クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

キャビテーション

2019-11-07 10:51:09 | ガレージレポート(オリジナルボックス)
ダンパーの中で使われていたナットです。

黒っぽく見えるのが何年か使用したもの。

もう一つは新品。同サイズのナットです。

錆ているわけではありません。オイルに浸かっていたので。

高圧ガス封入式ダンパーでもキャビテーションが起きている証拠と言えます。

オイル流れが高圧側から低圧側に解放されると、溶け込んでいるガスが膨らんで炭酸飲料の

キャップを緩めた時のようにバブルになります。再度圧力が上がれば消えるのですが、
いくつかのバブルがパチンと弾けて衝撃波が発生、その影響がメッキ剥がれに現れた訳です。

アルミシリンダーの内壁があばた状に侵食というのも過去にありました。

ダンパーの中のできごとのひとつ。