ダンパー(ショックアブソーバー)の減衰力についてのお話。
* auto sport 7/19号(http://as-web.jp/autosport/issue_info.php?no=569)
車を走らせると路面の凸凹から様々な変動をともなう入力を受けます。
乗り心地に直結する車体の揺れをコントロールしたい時とか、
バネ下と言われるタイヤの上下動をバタバタと遊ばせないように路面に追従させるといった時に
減衰力のセッティングが必要になります。
路面振動はタイヤを介してダンパーに伝わってくることから、
タイヤの特性もダンパーは影響を受けます。
また、車体を支えているメインスプリングのカタサにも影響を受けます。
一般乗用車あるいはスポーツカーなどであれば、サスペンションブッシュ、マウント類の
形状、カタサにも影響を受けます。
これらをひとまとめにして、車体振動をなるべく少なくなるように
ダンパーのセッティングを進めていけば、乗り心地も安定性も良くなってきます。
バネ下とバネ上の間にあるダンパーは、振動の仲裁役を成すものと、イメージすることができます。
しかし、そのセッティングは、、とてもむつかしいものです。