シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

ヨネヤ

2009年11月22日 | グルメ・他
昼前あたりから入ってのんびりと一杯やっていると面白い。
キャベツ好きの私としては、串カツの本数が少なく済むのも有難い。
混雑してくるまでは読書でもして粘っていても居心地の悪い店ではない。
僕は大抵の場合、中ほどより少し奥まった席に座る。
そこに座ると、全体が見渡せて耳を澄ませば会話の内容も時々聞き取れることがある。
若いカップルから年配の方まで幅広い客層である。
お客たちの様子をうかがうのが楽しみの一つなのだ。
サラリーマンの二人連れは先輩らしき中年男性が若い者に経験談を語り、説教とまでは行かないまでもアドバイスを与えている。
そのしたり顔の態度に思わず微笑んでしまう。
隣には中年の夫婦が座ったが、話す内容は串カツメニューの話が大半で、次は何を頼むかとか味はどうとかの内容で、食欲旺盛なことが分る。
ひとつ置いた前の席に座ったのは若いカップルで初々しい。
初々しいがリードは女性がしていて、男はどちらかといえば従っている感じで注文も女性が指定し男性が同意するパターン。
話題も女性が切り替えているような気がして、いまどきの男性の優しさ(あるいは頼りなさ)を垣間見た感じだ。
眺めているとどうしたわけか市井の人々のたくましさを感じるような気がして、何だか私まで元気になっていくような気がする。
酔っ払うにはまだ早いと表に出ると、歩くスピードが世界一速いといわれる大阪の人々の行きかう波に飲み込まれる。
地下街のスクランブルまで来ると、人の流れがあちこちに散っていく。
そこでもまたエネルギーを感じて家路に着く。
私の意識はそうなのだが、人から見ると酔っ払いが昼間からふらふら歩いているように見えているのかもしれないと思うと気恥ずかしくもあるのだが・・・。
期間限定だった鹿児島の豚を使った三味豚(さんみとん)が格別であった。
コメント
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