羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

好きでした。

2008年03月31日 | Weblog
わたしは、ただただ生意気な変な女の子だったと思います。
いつでもやさしくしてくれる背の高い男の人が好きでした。

なにもわからないまま、「怖いもの知らず」だったあの頃、
幼く見られるのがイヤで、早く歳をとりたい、少なくとも歳相応には見られたいと
思っていました。
男の子から貰ったツギハギだらけのジーンズをはいていました。
あるときは三愛のバーゲンで買った長い長いスカートをはいたりしていました。

大学では「孤独な闘いを続ける新聞部の編集長」だったので、
女子大生ブームの時代の流れにのったいろんなマスコミが取材にきたりしました。


彼は、恋人と旅行に行くわたしを駅まで見送りにきてくれました。
どんな用事があったのか、もう思い出せません。
彼は、大切な男友だちでした。
そのときの恋人の消息はまるっきりわかりません。
でも、たいせつな友達はいつまでもずっとたいせつです。