羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

気にしないように

2011年06月16日 | Weblog
「ひとり旅」計画を立て始めたのは退職を決めた頃だった。
融通のきかないシフトに縛られていたから、ゆっくりしたい、旅に出たいと、
よく思っていた。
行動を起こすときにいつも不安が大きい体調も、単独なら自分のペースで、
行けばよい。
それに何より、あれほど苦しんだ偏頭痛の頻度が減っていた。
いくらマイペースだって、頭痛だったら楽しくない。
荷物を持ってぼやぼやと歩けない。

あと、すこしだけ鬱陶しかった(そのうち治ると思っていたが今回は治らない)、
眼瞼痙攣、、、と、飛蚊症。
一年前はごくごく小さな黒い点だったのに、最近あれれ??と増えてきて、
嫌な感じだったので今日はようやく眼科医に言って来た。
パソコン検索して治療法はない、と知っていたので受診しないままだったが、
医者の話を聞けば納得して落ち着く、といつものように考えた。
結果はやはり飛蚊症の後部硝子体剥離、という長い名前で加齢によって起きる。
治療法はない、気にしないこと。

検査で時間がかかり医院をでたときは「ちょうど良いくらいの」雨が降っていた。
自転車で帰るなら気をつけて、なるべく押して歩いて帰って、と言われる。

2、3年前に経験した眼瞼痙攣は外見に関わるから症状は深刻ではなくても、
やっぱりイヤなものだった。
今年三月の体調不良時にそれがきっちりまたやってきてなかなか去って行かなかった。
でも、だいぶよくなってきたかも・・・・という所で「あれれ?」の右目受難。

定期的に行くことにはなったものの、ほぼ「大丈夫」「加齢だから」
という診断結果なので、諦めをつけようと思う。
うまく忘れていれば、いつの間にか消えているかも!?

ひとり旅計画を話したとき誰も「OK、行ってらっしゃい」とは言ってくれなかった。
母もわたしが不在なのは心細いだろうと思う。
強引に進めるつもりは毛頭ない。行くなという声もなかったので、
「よろしくお願いします」と言って出かけようと思う。
天草から島原、諫早へ。
どんな景色がこの目に映るだろう。