何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

理想の上司と呼ばれる瞬間

2009-08-09 21:50:07 | Book Reviews
はじめて部下を持つあなたが 理想の上司と呼ばれる瞬間」 福島正伸・著、KKベストセラーズ、2009年3月5日

p.90-1 あんたみたいな未熟者でも、あきらめないで一所懸命に生きている姿を見せてあげなさい。それが、「人を育てる」ってことなんだから。
 人を育てるには、自分自身が夢を持ち、あきらめずに努力する姿を、部下に見せ続けることなのです。

p.97 未熟な上司だから、部下がついてこないのではありません。未熟であっても、成長を楽しむ上司であれば、部下はついてくるのです。

p.113 そもそも「上司と部下という関係」の前に、「人と人との関係」があることを忘れてはなりません。自分がどれほど強い権限を持ったとしても、他人を思いどおりに動かす権限などはないのです。

p.117 人はやる気がないときは、「どうしたら被害を受けないか」を考えます。逆にやる気があるときは、「どうしたら解決できるか」を考えるのです。

p.123 部下にやる気がないときは、部下に原因があるのではありません。上司の側に原因があるから、部下はやる気になれないのです。

p.125 (目標を立てる)ポイントは、誰もがワクワクするような目標を掲げることです。
 あなたにとっては大切でも、他のスタッフにとって意味のないことは、チームの目標にはなりません。かえって、みんなの心をバラバラにしてしまいます。

p.128 そもそも、売り上げとは目標ではなく、お客様から感謝された結果にすぎません。数値だけを目標にして働いた場合、スタッフはお客様の満足よりも、自分たちの都合を優先してしまうこともあります。それではかえって信用を失い、目標達成はほど遠いものになるでしょう。

p.131 恐怖は、人を容易に動かします。しかし、恐怖で人をコントロールするほど、「上司に言われたことだけは、すぐ動く」という部下だけの職場になるでしょう。
 かれらは上司のプレッシャーの下で、委縮して毎日を過ごしているだけです。それでは働くことの喜びも、充実感も得られません。このような状況で働く部下は、心身ともに疲れ切ってしまうでしょう。素直に命令に従っているようでも、労働意欲がどんどん低下していくのです。

p.131 恐怖で部下を動かす職場が、業績を伸ばし続けることはありません。

p.132 上司が見本となって行動し、尊敬されていれば、部下は自発的にのびのびと働きます。指示を受ける前に作業を見つけ、自ら率先して終わらせるのです。

p.139 なぜ部下は、自分のミスを指摘されると、反発することがあるのでしょうか? 理由は明らかです。上司を尊敬していないからです。

p.140 部下をやる気にさせるためには、自分自身の成長する姿を見せ続けることが、最も大切なことなのです。

p.149 支援とは、相手が自分で考える機会をつくること。つまり、部下に対して、必要以上の指示を与えないことです。

p.161 あなたが部下に不満を抱いていれば、部下もあなたに不満を抱きます。失敗を部下のせいにしたことがあると、部下も失敗をあなたのせいにします。上司が持っている不満と、部下が持っている不満は、イコールの関係なのです。

p.164-5 人は、自分が面白いと思わないことは、どれだけ丁寧なアドバイスを受けても、一所懸命取り組もうとはしないものです。逆に、自分が興味を惹きつけられれば、困難なことにも熱心に取り組み、さまざまなスキルを身につけていきます。

p.165 上司が成長する姿を見せれば、部下も「自分ももっと働いて成長したい!」と思うようになります。自発的にスキルアップを目指すようになります。自分自身を育てることが、部下を育てることにつながるのです。

p.166 細かな部分まで管理して、厳格な指示で動かそうとするほど、部下は意欲を失っていきます。見られていないところでサボったり、自発的に働かなくなるのです。

p.166-7 部下をきびしく管理するほど、業務に支障が出てくるわけです。上司が管理を強めて部下を動かそうとすると、表面上は活発に動いえているように見えたとしても、その背後では徐々に意欲を失っているのです。

p.171 自分より能力のある部下を育成するためには、どうしたらよいでしょうか? ポイントは、相手よりも本気であること。そして、相手よりも努力する姿勢を見せることです。
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【ジェネリック】 病院薬剤師による使用促進はいかに?

2009-08-08 21:44:58 | ジェネリック de リ・スタート!
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 みたキタ企画、薬剤師のsukeです。

 このメールマガジンは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が
適切に使用されることを目的とするものです。


***** 最近の話題から *****

 先日、2カ月ぶりくらいにお見えになられた60代の男性、
なんでも、地域のある基幹病院に入院されていたのだそうです。

 退院後は近隣の医療機関に移り、経過を見ているかたなのですが、
ジェネリックを止め、先発品にしてもらえないか、というのです。
 その理由を聞いてみると、基幹病院の主治医がジェネリックには
否定的なんだとか・・・。

 先発品に戻す2種類とは、入院に関係した疾患とは直接関係しない
薬剤でした。

 まぁ、希望されるなら仕方ないのですが・・・。

 その基幹病院の院外処方は、ほぼ全面的に「後発医薬品への変更
不可」です。一方、近隣の医療機関では「変更OK」。


 患者さんはまるで基幹病院の医師と、近隣の医療機関の主治医との
板挟みにあっているようです。

 そんな状況の中で、薬局も、退院したのだからまたジェネリックを
使いましょうよ・・・、とは言い出しにくい。

 患者さんは、いざとなったら、また基幹病院にお世話になるかも
しれないのです。
 その時、主治医の機嫌を損ねるわけにはいかないのでしょう。


 いろいろなことがあるものです。


★★★ さて今回のテーマは、それに関連して
──────────────────────────────
病院薬剤師のジェネリック使用促進に対する取り組みはいかに?
──────────────────────────────

 7/11(土)-12(日)と、京都で薬学関連の学会がありました。

 薬剤師を中心に、概算で1000名くらいの参加者だったでしょうか。
どちらかというと、保険薬局の薬剤師より病院薬剤師のほうが多かった
ように思います。

 ランチョンセミナーでは、かねてよりジェネリック医薬品には否定的
なことで有名な(?)ある大学病院の薬剤部長先生が講演され、
その中で、「自分たちでも使いたくないものを、患者に勧めるのか」と
聴衆に向けて力説されたとき、私は少々驚きました。

 その先生が公けの場で、そこまで感情的な表現をされたのを聞いたのは
初めてでした。
 かねてよりの本音だったかもしれませんが、「ジェネリック反対派」の
旗揚げをしたかのようにも聞こえました。

 ある特定の医薬品に問題があるというのなら、個別に注意喚起すれば
いいだけのことで、さもジェネリック全体に対して品質が懸念される
ような話をされるのです。

─────・─────・─────・─────・─────

 ポスター発表は約270題ほどありましたが、そのうちジェネリック
医薬品に関連する発表は10題にも満たない程度でした。

 相変わらず、医師や薬剤師の医療従事者は、ジェネリック医薬品に
関する情報が少ないことから、躊躇しているというアンケート結果の
発表もありました。

 未知の成分である新薬を積極的に使っていくわりには、主成分が
既知のジェネリックに対して、そこまで慎重になる必要があるのかと
違和感を覚えます。


 また、患者さんのジェネリックに関するイメージを3年前と比較した
ある病院薬剤師の発表もありました。

 「使用してみたいですか」との問いに、「はい」と答えた患者さんは、
倍以上に増えているものの、「いいえ」と答えた患者さんは約40%と
変わっていない、というものです(その理由は不明)。

 で、最後は、ジェネリックの使用促進は保険薬局の努力不足である
との言葉で結ばれていました。

─────・─────・─────・─────・─────

 病院薬剤師は、院内でジェネリックをどれほど積極的に使用している
のでしょうか。
 とくに、医師がジェネリックに否定的で、常態として「ジェネリック
医薬品への変更不可」として院外処方せんを発行している病院では、
それを改めようと、どのように説明しているのでしょう・・・。

 また患者さんのジェネリックへのイメージだけで、保険薬局の努力
不足だと結論づけた病院薬剤師の病院では、医師にどう説明しているの
でしょうか。
 自分たちにも、何かできることはないかと考えないのでしょうか。


 入院前にはジェネリックを使用していたにもかかわらず、入院先の病院
は先発品を使用していたために、退院後は先発品に戻ってしまうケースも
あるのです。

 メーカーのせい、品質のせい、情報不足のせい・・・。
 それらを楯に、ジェネリックへの抵抗を示しているのが同じ薬剤師で
あるとしたら、なんと残念なことでしょう!

 ちょっと暗い気持ちになって学会会場を後にしたsukeでした。


 ご感想等がございましたら、ご遠慮なくお知らせください。
 どんな些細なことでも構いません。

 お送り先は、 tamsuke@gmail.com です。
(@は小文字の「@」に変えてお送りください)

 お待ちしています!
 それではまた次回! (^^)/

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◇本メールマガジンをお読みになられて、ご感想やご質問等があれば
 お知らせください(下記参照)。
  本メールマガジンを通じて、応えていきたいと思います。

 また、プライベートな質問であったり、複雑な背景であったり、
メルマガで取り上げられるのではなく、直接相談したいという場合
でも構いません。お答えできる範囲でお答えいたします。

◇ジェネリックをメインにしているメルマガですが、機会を見て
「くすり」全般についても触れることにします。
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大切なことに気づく24の物語

2009-08-08 13:42:34 | Book Reviews
『大切なことに気付く24の物語 読むだけで人生がうまくいく「心のサプリ」 中山和義・著、フォレスト出版、2007年7月14日

p.28 自分に嘘をついて何かを得ても、絶対に後悔する

p.30 幸せの文字の中に辛いという文字があるのに気がつきましたか?

p.61 人生の目標を達成しようとしたとき、たった一つある限界は自分が決めた限界だと思います。

p.104 お金はなくしてもまた稼げばいいけど、今の友人は作れないから・・・。
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なぜ、かくも卑屈にならなければならないのか

2009-08-07 22:28:17 | Book Reviews
「なぜ、かくも卑屈にならなければならないのか こんな患者-医療者関係でよいわけがない 野笛涼・著、へるす出版新書、2009年1月20日

 帯に「もう、患者さまとは呼びたくない」とあったのが、購入を後押しした。医療への不満に対し、単にある一人の医師が反論している・・・、そうではない雰囲気をそこに感じた。医者の苦しさや見えないところでの頑張りをわかってくれよ・・・、そんな愚痴でもない。

 小気味良い文章に、おそらく多忙であろう中、医療の凝りを見つけて放置することなく考察する・・・、多くの者が感じながらも、それに向き合って来なかったところへ切り込んでいく。読者には爽快感を与えていたのではないだろうか。

 と過去形にしたのは、なんと著者は既に2年ほど前に他界されているというのだ。驚いた。やがて“続編”が出るのではないかと思っていた自分があまりにも脳天気だった。

 ショックだった。それだけに、いい本に巡り合えて、自分は幸せだと思った。読み返すと、後半の話題は、自らの体調を多聞に意識していたようである。しかし、文字にはそれを微塵も感じさせない。


p.79 司法もこの類であろうと勘ぐっている。彼らは将来、患者になることはあっても医療従事者になることはない。患者側の人間が患者対医療者を裁くのである。フェアなわけがない。

p.91 我々(医療者)は、患者が帰ってゆく時、もう二度と彼ら・彼女らと病院で会わないことが最大かつ最高の目標となっているのである。
 客に、来るんじゃないよ、と言う客商売はない。

p.108 実は、「接遇」問題を追求するのは楽なのだ。
 それに比べて、最新の医療の知識や看護技術を学び、習得することは労力が要る。キツイのだ。我々は、楽な道だけを選んでいないか? 接遇の大前提としての最高水準の医療を身につけることの努力に目をつぶっていないか?

p.132 医学生に対する教育は診断学が主体で、治療学に割く時間が少ないから卒後すぐに役に立つ医者ができないのだ、という批判を耳にすることがあるが、これは的外れな話で、診断学は、それだけ時間をかけてもまだ足りないくらい知識(と経験)が要求される分野なのである。

p.177 医療や医療者に完全性を要求することは、場合によってはネガティブなプレッシャー(よい結果を生まない抑圧)になることを意識してほしい。

p.183 劣悪なる労働条件下でも、この職を選んでこの職にあることを我々は誇りに思っている。それが耐える力になっている。

p.184-5 医療は神聖なものである。もっと具体的な言い方にすれば、患者の命や身体は何ものにも替え難い大切なものであり、それを病気から守り病気を克服していく自分の仕事は大切な仕事である。もしかしたら自分より大切である。

p.188 私は、一緒に仕事をしている同僚はドクターであれノン・ドクターであれ、なるべく共通の基盤に立って、医療を行い情報を共有化してチーム医療をしたいと思っている。だからナースにも勉強することを要求する。で、当然、勉強しないナースは嫌いである。

p.198 物事を見たり理解したりするには、具体的に詳細に部分部分を見ていくことも必要だし、大まかに全体像をつかみとることも大切なのだ。この二つの極の間を何度も行ったり来たりすることで、よいものの見方とか深い洞察ができる。

p.203-4 食事が全く摂れて嬉しそうだった、トイレまで歩行ができて笑顔が見られた、(カルテに)そういった記載はされなくなった。数字にならないからである。それよりもCRPが大切だし、「科学的」だし、何しろカルテは患者側からもアクセスされる公文書である、私情を交えていけない。患者の笑顔など、計量できなくて評価もできないものは瑣末で取るに足らぬことなのである。
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成功し続ける起業家はここが違う

2009-08-06 22:06:46 | Book Reviews
「成功し続ける起業家はここが違う」 久永陽介・著、同文舘出版、2008年12月8日

p.18 どんなに大変なことでも、続けていけば苦痛の先には喜びがある

p.27 苦労は当たり前のことである

p.29 「楽しいことをやらない」というより、「やりたいことを実現するにはどうすればよいのか」ということを、常に自らに問いかけてセルフコーチングし、前に進んでいった・・・

p.43 従業員に対して、自分と同じだけの働きを求めてはならない。自分を100%とした場合、従業員が50%やってくれたら「よくやった」と思いなさい

p.54-5 熟慮することなく禁止事項などを決めて規制を行うと、規制を受ける側は萎縮してしまったり、陰に隠れてルールを破ろうとするようになります。
 それよりも、新しい目標を自ら発見できるようなヒントを与え続け、彼らが心技の両面でさらに向上していけるように引き上げてあげることにエネルギーを注ぐべきなのです。

p.56 管理しようとされると人は反発しやすいものですが、高いレベルの意識教育がなされるところには目に見えない師弟関係が成立し、教えられた人は教えてくれた人に心から従うようになるのです。
 「心の態度に関する貴重な教えをもらえてよかった。ありがたい!」と感じてもらえるようにしていくことが、起業後の安定的な成長につながっていくのです。

p.60 ある出来事が起きたという結果のもとには必ず原因があります。
 「管理中心の経営者から、従業員のモチベーションを常に上げていく経営者にならなければいけない」

p.64 雇用者と被雇用者の間では、コミュニケーションのベクトルが近づいたとしても、決して一致することはありません。
 だからこそ、従業員の意見をきちんと聞いたうえで、モチベーションを高めていくように仕向けていくことが重要なのです。

p.66 経営にも、一つひとつの問題を単純に受け止めるだけでなく、なぜそうなったのかという背景を見る習慣が必要です。自分自身を振り返りながら、「問題が起きる原因をなぜ生み出してしまったのか」という問題意識を持つのです。

p.75 相手にばかり期待するような依存体質ではなく、むしろ、まず相手を喜ばせて「10与えて1か2返ってくればいい」と考えるべきです。

p.78 異業種の人たちとつき合うことで得られる最大のものは「気づき」です。
 なぜなら、どの業界もそうですが、「自分たちの常識は、他の業界では非常識である」ことが多いからです。

p.81 初対面の人から信用を得ることは難しいものです。だからこそ、少しずつでも自分のことを信用してもらえるように、絶えず努力していかない限り、相手の心を開くことができないまま、終わってしまうこともあるのです。

p.91 人間関係は与えるだけではなかなか続きません。相手が喜び、なおかつそのことによって、自分も別の部分で得をするようにもっていけば、与えることに抵抗がなくなり、与えた相手も味方になってくれるのです。
 決して自分自身の私腹を肥さない、ということです。自らの懐を肥そうとするのではなく、他人が喜んでくれた結果として自分も潤う、というのがポイントです。

p.129 業界全体が下火であっても、社員教育や設備投資など、必要なところには強気で投資する。そして、切り詰めるものは徹底的に切り詰める。

p.153 何か他人が困っていることはないか、不満に思っていることはないか――このような問題意識を絶えず持ち続けることが、実はアイデアを泉のように湧かせる秘訣なのです。

p.161 経営の原点は「人を喜ばせる」ことです。
 「優れた経営者は、やがて教育者になっていく」とよく言われます。自分だけの金儲けではなく、儲け方を人に教えてあげることができる人こそが、成功し続ける経営者なのです。

p.170 「大変」は文字が語っているように、「自分自身が大きく変わるチャンス」でもあります。大きく変わるためには、大変でなければならないのです。

p.175 相手の喜ぶ姿を味わえるということは、相手の感謝をもらっているということです。このような善意ある行動を続けていけば、誰でも味方になってくれるし、結果的に有用な情報も入りやすくなっていくのです。

p.197-8 世の中にはさまざまな事業がありますが、商品やサービスを提供する側は常に、
・自分たちが提供する商品やサービスは、世の中でどのように役立っているのか?
・人類の生活レベル向上のために役立っているのか?
・購入者、利用者が役立てて喜んでいる姿は想像できるか?
・購入者や利用者の喜びを倍増させるためには、どのようなアイデアが必要か?
といった問題意識を持ち続け、より高い価値を生み出していかなければなりません。提供する商品やサービスが、さらに人類の生活レベルの向上に貢献し、より多くの人々から喜ばれるようにアイデアを出し、行動に移していく必要があります。
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心にズドン!と響く「運命」の言葉

2009-08-05 22:00:07 | Book Reviews
『心にズドン!と響く「運命」の言葉』 ひすいこたろう・著、王様文庫(三笠書房)、2009年2月20日

p.58 人生は結果ではないのです。勝ち負けよりも、人に勇気を与えるものは、「生き様」なのです。

p.95 人が死んだあとに残るものは、集めたものではなく、与えたものである。

p.104 青年よ、大きく悩め。

p.109 楽しいと楽は違うよ。楽しいと楽は対極。楽しいことがしたいんだったら、楽はしちゃダメだと思うよ。

p.142 誰でもできることを、誰にもできないくらいやれば絶対成功する!

p.206 「本を出したいと言っておきながら、まだ原稿を書いていないなんて、僕には意味がわかりません。あなたは本当に書きたいのですか?」

p.214 成功の反対って何だ?
 「何もしない」です。成功と失敗は、「一歩踏み出す」という点において、結局同じ種類の物です。ですから、人生には2種類しかないのです。「成功も失敗もする人災」と「成功も失敗もしない人生」、あなたはどちらを選びますか?
 チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを怖れろ。

p.218 僕は長いことテレビをやってて、『あいつはうまいから使おう』なんて話、聞いたことがない。一番使われるのは、『あいつはいいヤツだから使おう』っていう、この言葉が多いのですもん。だとすると、演技なんかより性格を磨いたほうがいいよ。
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薬局はどのように映っているか

2009-08-04 21:41:31 | くすり雑感
 さて先月、日薬がジェネリックへの変更の声掛けや取り組みについて会員薬局に向けて改善策を打ち出したが、さっそくにも使われ出して、薬局が活性化してきているのだろうか。

 患者から薬局を見ると、ジェネリックにより支払いが若干安くなること事態、けっして悪い話ではないが、単に「安くなりますよ、いかがですか」と言われても、患者(国民)のために勧めているように見えないのではないかと思う。

 何でそんなに“旨い話”を持ちかけてジェネリックを勧めているのか、勧める裏側を感じて、疑問に思っているのではないだろうか。つまり「先発品から成分や含量が同じものに変わるだけでしょ、そんなことに薬局はなぜ熱心になっているのか、どうして?」そう思われていることはないか。

 安くなることはいいとしても、薬局って、本来安売りをするためにあるんじゃないでしょうが。その役割は、先発品であろうとジェネリックであろうと、安全を確保しながら薬物療法が無事進められるよう、専門家として監視していることでしょうが。

 そういった最も基本的なことにはこれまでさほど熱心な様子を見せて来ていないのに、なぜジェネリックはいかがですかと騒いでいるのか、何か裏があるのではないかと、そう勘繰られているおそれを感じる。

 安全確保に力を入れている様子が見られなきゃ、安さに訴求力を持たない。薬局が、何でもかんでもジェネリックではなくて、先発品であろうがなかろうが、安全に薬物療法を進めることを前提に、価値のあるジェネリックを推奨してくれる、そういう薬局の姿勢や思いが伝わることが、ジェネリックを推奨するうえで胡散臭さを感じさせない進め方になるのではないか。

 どうか薬局の本質、薬局の使命を忘れてジェネリックへの変更に妙に熱心になっているのが昨今の薬局だ、と映らないことを願う。
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大切な人に話したい7つの物語

2009-08-04 19:25:54 | Book Reviews
大切な人に話したい7つの物語」 K.J.深谷・著、ビジネス社、2008年10月7日

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妬まずにはいられない症候群

2009-08-03 21:00:53 | Book Reviews
「妬まずにはいられない症候群」 加藤諦三・著、PHP研究所、1992年10月2日

 本書は『断る力』(p.102)で勝間さんが推薦していたことで、復刻版がPHP文庫として発刊されるに至った。それまではアマゾンの中古本でも、正価をはるかに超える価格がついていた。私はブックオフで原書を200円で購入。

p.136 自分は自分、他人は他人というように自我境界が鮮明であれば嫉妬もない。

p.143 心理的に大人になるということは、そのような挫折体験を消化するということなのである。

p.145 妬んでいる人は、自分の人生を浪費していることに気がついていない。

p.155 妬むか妬まないかはその人の性格であり、情緒的成熟の問題である。その人が自分に満足しているか、満足していないかである。

p.189 妬み深い性格を直すには、まず自分のした仕事の成果を評価することである。自分の努力を評価することである。

p.202 自己蔑視した人は結果ばかり見ている人である。過程を見れば自分を別紙する必要のないことは沢山ある。

p.208 己を発見出来た者は人を妬む必要がない。また劣等感を持たないものは人を妬まない。自分の目標がはっきりとして、それに向かって歩いているものは人を妬まない。
 自分の好きなことをしている人は、成功しても失敗しても人を妬む必要がない。

p.211-2 妬んでいるよりも自分の関心を追いかけた方が幸せになれる。自分の関心を追いかけてしまえばその人とはあまり心理的に関係なくなる。その人の成功が悔しくないのである。
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34歳でがんはないよね

2009-08-01 19:17:18 | Book Reviews
「34歳でがんはないよね あるジャーナリストの揺れる心の軌跡 本田麻由美・著、エビデンス社、2008年5月20日

 先日、大学の同窓会に合わせた講演会で、本田記者の話を聞く。対外的には明るく元気に振る舞っているが、それを維持する精神力は並大抵のものではないようだ。

 闘病は情報戦である

 「気持ちの整理」なんか、簡単につくもんじゃない・・・・・

 先日、大学の同級生から連絡があり、なんと昨年、胸膜中皮腫と宣告されたというのだ。闘病の末、今は治療開始以前よりむしろ元気なくらいで、昔のままに酒も飲んでいるという。

 笑って話すが、心の中の葛藤やそこに至るまでの胸中はいかに。「気持ちがわかる」なんて軽々しくいえない。バカ笑いしてよいものやら、何が慰めや勇気づけになるのか、即座にどう対応してよいか、わからなかった。

 周りは、本人が悔いのないような闘病生活が送れるよう、手を差し伸べつつ、負担にならず、いつもそばにいながらでしゃばらず、そういった見守りができるとよいのだろうか。

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