何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

薬局がすべきジェネリックの説明

2009-08-20 23:09:29 | くすり雑感
 保険薬局において、患者に対してジェネリックの説明がされていないらしい実態が問題視されている。

 薬局がすべきジェネリックの説明について整理すると、
(1)薬剤師は、変更可の処方せんを応需した際に、患者にジェネリックの説明をすることは「義務」とされている。
 これは、薬担第8条の3「保険薬剤師は、(中略)患者に対して、後発医薬品に関する説明を適切に行わなければならない」に依拠している。またそれは療担0319001号(平成20年3月19日)第2の2(3)と呼応している。

 何をどのように説明することが、適切に説明を行ったとされるかについて、
・ジェネリックに変更可能であること
・ジェネリックへの変更を希望するか否かについて確認する

 この2つの要点が肝心だとされる(調剤と情報 15(7)751-2,2009)。

(2)さらに同じ療担第2の2(5)で、患者に対して説明し、その同意を得ることによって、あえて照会を必要とせず、変更できるとされている。

 この2点を踏まえて、キャンペーンのテーマである「ジェネリックに変えてみませんか?」の文言が構成されている。

 説明の義務を果たし、患者の同意を得る、これを集約している文言なのである。
 それについて、私はスタバ方式「今日のお薬はジェネリックでご用意してよろしいですか?」を提案した。意図するところは同じで、この2点を満たしながら、円滑にジェネリックを提案しようとしたわけである。
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3つの真実

2009-08-20 21:56:43 | Book Reviews
「3つの真実 人生を変える“愛と幸せと豊かさの秘密” 野口嘉則・著、ビジネス社、2008年5月24日

 途中から妙な老人が登場し、『仕事は楽しいかね』風な展開になる。

p.53 実に多くの人間が、その場の感情や衝動に動かされて、自分が望む現実とは逆の現実を創り出してしまう。そして、人生でこれを繰り返しているのじゃ。

p.74 人は皆つながりを求めておる。しかし、人から認められることでつながりを得ようとすれば、人の価値に振り回され、結局は人を敵にしてしまう。
 人間の行動の動機は、突き詰めていくと愛か怖れのどちらかしかないのじゃ。このことを知ると、自分の行動の背後にあるものを理解できるようになる。

p.78-9 まず従業員に幸せになってもらうこと。そして客、取引先など、事業に関わるすべての人たちに喜んでもらうこと。これを徹底的に実践することじゃ。
 この基本を忘れて成長ばかりを追い求める企業は、長期的に見れば、いずれ不安定になるのじゃ。

p.81 人間は、怖れによって行動するとき、本当の幸せから遠ざかっていく。本当の幸せは、愛に生きるとき、もたらされる。われわれは、愛に生きるとき、幸せに人とつながることができるのじゃ。

p.140 人を喜ばそうとして生きていると、喜ばしい出来事が自分に起きてくる。つまり、君が他人に対して意図していることが、反射されて君自身に返ってくるのじゃ。
 もし君が他人の成功をねたむならば、君は他人に対して『成功しないでくれ』と願っていることになる。その思いが君に返ってきて、君の成功を妨げるような出来事が起きる。

p.154 一番大切なものを一番大切にするためには、目標や計画を修正しなければならんこともある。それも勇気が必要じゃがな。

p.160 人は、自分の中のネガティブな感情に向き合っていないと、他人のネガティブな感情を受けとめることができない。

p.161 感情は目的として追及するものではなく、結果として受け取るものなのじゃ。大切なのは、『幸福感』という感情を追い求めることではなく、『幸せな生き方』をすることじゃ。

p.162 感情はそのまま感じ、思考を変えていくようにすればいいのじゃ。
 たとえば、悲観的な思考を楽観的な思考に変えていくことができれば、悲しみや不安が生じることも減るじゃろう。これは、思考を変えることの成果と言える。
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