何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

成功し続ける起業家はここが違う

2009-08-06 22:06:46 | Book Reviews
「成功し続ける起業家はここが違う」 久永陽介・著、同文舘出版、2008年12月8日

p.18 どんなに大変なことでも、続けていけば苦痛の先には喜びがある

p.27 苦労は当たり前のことである

p.29 「楽しいことをやらない」というより、「やりたいことを実現するにはどうすればよいのか」ということを、常に自らに問いかけてセルフコーチングし、前に進んでいった・・・

p.43 従業員に対して、自分と同じだけの働きを求めてはならない。自分を100%とした場合、従業員が50%やってくれたら「よくやった」と思いなさい

p.54-5 熟慮することなく禁止事項などを決めて規制を行うと、規制を受ける側は萎縮してしまったり、陰に隠れてルールを破ろうとするようになります。
 それよりも、新しい目標を自ら発見できるようなヒントを与え続け、彼らが心技の両面でさらに向上していけるように引き上げてあげることにエネルギーを注ぐべきなのです。

p.56 管理しようとされると人は反発しやすいものですが、高いレベルの意識教育がなされるところには目に見えない師弟関係が成立し、教えられた人は教えてくれた人に心から従うようになるのです。
 「心の態度に関する貴重な教えをもらえてよかった。ありがたい!」と感じてもらえるようにしていくことが、起業後の安定的な成長につながっていくのです。

p.60 ある出来事が起きたという結果のもとには必ず原因があります。
 「管理中心の経営者から、従業員のモチベーションを常に上げていく経営者にならなければいけない」

p.64 雇用者と被雇用者の間では、コミュニケーションのベクトルが近づいたとしても、決して一致することはありません。
 だからこそ、従業員の意見をきちんと聞いたうえで、モチベーションを高めていくように仕向けていくことが重要なのです。

p.66 経営にも、一つひとつの問題を単純に受け止めるだけでなく、なぜそうなったのかという背景を見る習慣が必要です。自分自身を振り返りながら、「問題が起きる原因をなぜ生み出してしまったのか」という問題意識を持つのです。

p.75 相手にばかり期待するような依存体質ではなく、むしろ、まず相手を喜ばせて「10与えて1か2返ってくればいい」と考えるべきです。

p.78 異業種の人たちとつき合うことで得られる最大のものは「気づき」です。
 なぜなら、どの業界もそうですが、「自分たちの常識は、他の業界では非常識である」ことが多いからです。

p.81 初対面の人から信用を得ることは難しいものです。だからこそ、少しずつでも自分のことを信用してもらえるように、絶えず努力していかない限り、相手の心を開くことができないまま、終わってしまうこともあるのです。

p.91 人間関係は与えるだけではなかなか続きません。相手が喜び、なおかつそのことによって、自分も別の部分で得をするようにもっていけば、与えることに抵抗がなくなり、与えた相手も味方になってくれるのです。
 決して自分自身の私腹を肥さない、ということです。自らの懐を肥そうとするのではなく、他人が喜んでくれた結果として自分も潤う、というのがポイントです。

p.129 業界全体が下火であっても、社員教育や設備投資など、必要なところには強気で投資する。そして、切り詰めるものは徹底的に切り詰める。

p.153 何か他人が困っていることはないか、不満に思っていることはないか――このような問題意識を絶えず持ち続けることが、実はアイデアを泉のように湧かせる秘訣なのです。

p.161 経営の原点は「人を喜ばせる」ことです。
 「優れた経営者は、やがて教育者になっていく」とよく言われます。自分だけの金儲けではなく、儲け方を人に教えてあげることができる人こそが、成功し続ける経営者なのです。

p.170 「大変」は文字が語っているように、「自分自身が大きく変わるチャンス」でもあります。大きく変わるためには、大変でなければならないのです。

p.175 相手の喜ぶ姿を味わえるということは、相手の感謝をもらっているということです。このような善意ある行動を続けていけば、誰でも味方になってくれるし、結果的に有用な情報も入りやすくなっていくのです。

p.197-8 世の中にはさまざまな事業がありますが、商品やサービスを提供する側は常に、
・自分たちが提供する商品やサービスは、世の中でどのように役立っているのか?
・人類の生活レベル向上のために役立っているのか?
・購入者、利用者が役立てて喜んでいる姿は想像できるか?
・購入者や利用者の喜びを倍増させるためには、どのようなアイデアが必要か?
といった問題意識を持ち続け、より高い価値を生み出していかなければなりません。提供する商品やサービスが、さらに人類の生活レベルの向上に貢献し、より多くの人々から喜ばれるようにアイデアを出し、行動に移していく必要があります。
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