何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

薬局はどのように映っているか

2009-08-04 21:41:31 | くすり雑感
 さて先月、日薬がジェネリックへの変更の声掛けや取り組みについて会員薬局に向けて改善策を打ち出したが、さっそくにも使われ出して、薬局が活性化してきているのだろうか。

 患者から薬局を見ると、ジェネリックにより支払いが若干安くなること事態、けっして悪い話ではないが、単に「安くなりますよ、いかがですか」と言われても、患者(国民)のために勧めているように見えないのではないかと思う。

 何でそんなに“旨い話”を持ちかけてジェネリックを勧めているのか、勧める裏側を感じて、疑問に思っているのではないだろうか。つまり「先発品から成分や含量が同じものに変わるだけでしょ、そんなことに薬局はなぜ熱心になっているのか、どうして?」そう思われていることはないか。

 安くなることはいいとしても、薬局って、本来安売りをするためにあるんじゃないでしょうが。その役割は、先発品であろうとジェネリックであろうと、安全を確保しながら薬物療法が無事進められるよう、専門家として監視していることでしょうが。

 そういった最も基本的なことにはこれまでさほど熱心な様子を見せて来ていないのに、なぜジェネリックはいかがですかと騒いでいるのか、何か裏があるのではないかと、そう勘繰られているおそれを感じる。

 安全確保に力を入れている様子が見られなきゃ、安さに訴求力を持たない。薬局が、何でもかんでもジェネリックではなくて、先発品であろうがなかろうが、安全に薬物療法を進めることを前提に、価値のあるジェネリックを推奨してくれる、そういう薬局の姿勢や思いが伝わることが、ジェネリックを推奨するうえで胡散臭さを感じさせない進め方になるのではないか。

 どうか薬局の本質、薬局の使命を忘れてジェネリックへの変更に妙に熱心になっているのが昨今の薬局だ、と映らないことを願う。
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大切な人に話したい7つの物語

2009-08-04 19:25:54 | Book Reviews
大切な人に話したい7つの物語」 K.J.深谷・著、ビジネス社、2008年10月7日

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