さあ!今年は新入部員が8人も入ったし「がんばりましょうね」
新しい弽を買って、坐してはめることを教えたが、着け終わらないうちに
「あ~、もうだめや~」と、足を崩す、その声をきっかけに、ふたり、3人。
足を崩す。正座が出来ないのだ。そうなると跪座も出来ないわけだ。
素直で可愛らしい子供たちで、楽しそうにやってくる。
チームも組めないほど少ない部員数だが、教えるにはちょうどいいかもと思う。
初心者には手取足取りが必要で、2年生は二人だけだし。
さて、的前に立って足踏みをすると、初めに教えたようにしないのである。
射位に進んでの足踏みは、左足を真横に向け、右足が真っすぐで、先に出した左足に右足を揃えて・・というところで、右足が左足を出した瞬間に、足を寄せずに足踏みの位置にくるりと開いしまう生徒が何人かいて、つい
「チョンボしないで。、習った通りの足踏みをしましょう」と、言うと、みんなが目を丸くして、一瞬静まった。
「チョンボって何ですか?」と、言うので
「えっ!知らん?間違いってこと。ルール違反という感じかな。」
もしかして、昭和の言葉で死語なんかい?と、不安になった。
そして、彼らは「チョンボ、チョンボ」と、口々に言いながら楽しそうに足踏みをしていた。
余計なことを教えてしまったのかなあ。
不適切な言葉だったのだろうか?
麻雀用語であると言っても余計ややこしいだろうな。