「こすごい」は、加賀市でも使うのだと先輩が言う。
それで、「こ」は少しという意味ではないとのこと。強調なのだそうだ。
だから、すごく凄いのだ。
そういえば、「こずるい」というのがあるが、少しずるい、ちょっとずるいという感じではなく、なんかいやらしい狡さに思える。
「こまめ」は、どうだろう。もちろん、小さい豆のあずきではない。
まめな人以上にまめな事のように思える。細やかでまめまめしい感じ。
「こにくらしい」は、「小憎らしい」と、書くが、これはやはり少しというニュアンスか?
小汚い、こぎれい、こざっぱり、小うるさい、小利口、小生意気、小高い,小忙しい。
いろいろな形容詞の前に「こ」がつくのは、その言葉をもっと膨らませる力がある。微妙な違いを「こ」を、つけることによって表していると思う。
いろいろな形容詞の前に「こ」がつくのは、その言葉をもっと膨らませる力がある。微妙な違いを「こ」を、つけることによって表していると思う。
とはいえ、おもしろい、かわいい、美しい、美味しい、怖いなどには「こ」は、つかない。
意外とあるけれど
「そんなに近寄らんといて、小暑いのに・・」
「こさぶいのに、いつまで外におるん?」と、どうも方言のように思えるが。