まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

乾す

2016-12-26 | 暮らし

今年は大雪になると誰が言ったのだろう。予想に反して、天気が良くて出窓には陽が差して乾物を作るのにうってつけだ。

しいたけの大きいパックを買うと、使い切らないうちに黒くなったりするので、買ってきて料理して残ったものはすぐに干す。

ついでに、冬に止まりがちな腕時計も一緒に干す。これは、干すとは言わない。正しくは、太陽の光で充電すると言う。

しいたけは乾物になるので、「乾す」と、言う。それに対して「干す」は、魚の干物を言うらしい。

ネットではなく「国語大辞典 言泉」では、「干す」は、対象の水分を取り除く作用に重点があるのに対して、「乾す」は、その作用の結果に重点がおかれる。と、いうこと。洗濯物を干す。盃を干す。仕事を干される。

人為的に道具を持って乾かすことを干すとは言わない。ドライヤーで髪を乾す。また、洗濯物を干すときは、濡れている。洗濯物が乾いたときは水分がない。

みかんの皮が干せているのを見て思った。冬の乾燥はお肌に悪い。お肌が干せたら干物になってしまう。干物は旨み成分が凝縮されるのだが、干せ枯れた人間は旨みはないだろうなあ。