あけましておめでとうございます。
現在の世界には、「日本」と「アメリカ」しか存在しない、と考えています。この両国、あらゆる面で陰陽の両極を為しているからです。その象徴的な例が、日章旗(日昇:光)と星条旗(星夜:闇)。
その他の国々―――欧州、中国、新興国などは、この間に存在・・・というよりアメリカ側の極にかなり近い、つまり、目に見える富を重視する、といったアメリカ的な価値観を共有する国々といえるでしょう。よって日本だけがいま、アメリカとは正反対の極に立ち、この星の気の均衡をかろうじて保つ役割を果たしているように思います。
この陰陽の相克、そろそろ潮目を迎えるのではないでしょうか。というのは、両者のバランスが日本から見て相手の方に偏り過ぎ、世界全体がすっかりオカシクなってしまったため。そのあたりの様子は間もなく、金融マーケットから感じられるようになるでしょう。具体的には、「アメリカ」が反映されて、ありとあらゆる資産の価額が異様なほどの高値に上り詰めているなか、たったひとつだけ超安値で捨て置かれている、わたしたちの財布の中の「円」の反発によって。陰陽が同調することのないように、円とドルがともに同じ動きをする―――同時に高くなったり安くなったりする―――ことは、けっしてありませんから・・・
この国に、ようやく夜明けが訪れる・・・一方で、かの国々は消えゆく光を惜しむことになる―――今年はそんな頃合いの年になるような気がします。
(「日本とアメリカ」おわり)
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