木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

戦前の体質はそのまま残っている。

2021年12月13日 | Weblog

本格的に寒くなってきました。でもまだ楓は色づいています。落ち葉の片づけはまだしばらく続きます。雪が来たらもう庭仕事はできません。8日のブログを書いた後体調を崩してしまい何もできず寝たり起きたりしていました。
とこ
ろで11月の28日に瀬戸内寂聴さんが亡くなり、その時私が購読しているブログ『世に倦む日々』氏が、大杉栄と伊藤野枝と神近市子の三角関係を描いた『美は乱調にあり』に触れていました。
神近市子は婦人記者でその収入で大杉は生活していたのに伊藤野枝といい仲になるなんて許せない男です。
市子に刺されても仕方ない。私は若い時にこの小説を読んでいます。女性の立場からすると大杉栄は神近市子の紐男にすぎない。時代状況からすると大杉も言論を生かした仕事を持つことは困難な状況ではあったでしょうが。大杉も能力はそれなりにあって、だから女たちが寄ってきたんでしょうが。それに甘えています。今ならこんな男許せませんよね。歴史を振り返ると男はずっと女に甘えてきました。今はそれを痛烈に反省するときですね。
しかしだからと言って憲兵に殺されていいわけはない。敗戦で軍隊は一応解散させられましたが、官僚組織は残りました。もちろん警察組織も。戦前の特高体質は残っているのです。裁判所も検察も。
政府も基本戦前からの体質を引きずった自民党が握ってきました。不祥事が後を絶たないはずです。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日は「日米開戦」の歴史的日 | トップ | ナザレの大工だったイエス・... »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事