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木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

読み書きの大切さ

2025年04月11日 | Weblog
タワマンと名門女子高校の対立。
東京の文京区。東京の中の東京という地域。
ここの土地所有者は能で有名な宝生流。そして塀に接するようにして名門女子高の桜陰学園がある。宝生流が建物の老朽化を理由に建て替えを計画。20階建てにして宝生流の稽古場と舞台を低層階に、上をマンションにする計画。すると桜陰側は全く日陰になってしまう。それは困るというので反対運動が起きている。東京都はこの計画を許可しているのだが、だからといっていいわけではない。文京区はその名の通り学校や緑がおおいところ。都心にタワマンなど建てるべきではない。こういう発想をする者の頭の中身が私には全く理解不能。何度も言っているが日本は地震国である。どんなに設計上の工夫をしてもそれこそ想定外に高層ビルは崩れ落ちる。ニューヨークでは飛行機がタワービルに体当たりした。

今夜間中学の開校が増えている。不遇で学ぶ機会を失ったという人は減っているが、新たに不登校や外国籍の人が日本語の読み書きに苦労していて、克服して日本に定住したいという人の需要と目的が変わってきた。
山田洋次監督がこの問題に光を当て、『学校』シリーズとして映画化した。西田敏行さんが教師役で、学ぶ機会を失ったトラックの助手の田中邦衛さんが夜間中学で学ぶ姿が描かれた。先生役の竹下景子にラブレターを書こうと苦労するところが哀しくもおかしかった。今西田さんも田中さんもこの世にいない。
コメント
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