運転免許の更新に行った。田舎ではこれがないとどうにも動きが取れないので、これに関してはみな真面目。とりあえず後3年は車に乗れる。夜間運転と遠出はしない。医院とたまにスーパーにいくぐらい。
「高齢者講習」をすでに受けているので免許更新にそれほど時間はかからなかった。出たついでなので菩提寺の通信を配ってまわった。それから月に一度の通院。脳血管障害を予防する薬をもらう。コンビニに寄って買い物。暑いので疲れた。
『日々の思い』小堀杏奴読了。
杏奴は森鴎外の娘。鴎外は子供たちに西洋風の名を付けた。異母兄は於兎(オト)父と同じ医師になった。姉は茉莉(マリ)、弟は(ルイ)。本人は杏奴(アンヌ)。
鴎外は母の言いなりのマザコンなので結婚には失敗していて、40歳過ぎて3人の子を設けている。従ってアンヌは中年になった父と一緒に歩くと孫に見られた。でも父のことは大好き。
本人は画家の夫との間に娘と息子の二人の母になった。夫の母が口出ししてくることはなかったので平和な家庭を築き、頼まれるままに婦人雑誌に今でいうエッセーを寄稿してそれをまとめたのが本書。つつましい性格の人のよう。好感の持てる人。