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木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

『沼の家の娘』(ラーゲルレーブ)。スエーデンの小説

2022年08月28日 | Weblog

『沼の家の娘』(ラーゲルレーブ・萬澤まき訳)読了。
といってもちょっとわからないでしょうが、『ニルスの不思議な冒険』の作者と言えば子供から大人まで日本の誰もが一度は読んだり、映画やテレビで見たりした経験があるはず。
私も解説を読むまでは「ニルス」の作者とは知らなかった。ノルウェーに近いスエーデンの人。
「沼の・・・」はエルサルリンといをう信心深い娘が、自分の姉を惨殺した、突然襲ってきたノルウェーからの傭兵アーチ―に復讐を遂げる物語。
やっかいなのはエルサルリンがアーチ―を愛してしまったこと。彼女は悩みながらもアーチ―の胸に短刀を突き刺そうとするが果たせない。そして自分は死ぬ。話はこれで終わらない。トゥラーリンという魚売りの孤独な男が逃げたアーチ―を追いかけエルサルリンの復讐を遂げる。
といってもちょっとわからないでしょうが、『ニルスの不思議な冒険』の作者と言えば子供から大人まで日本の誰もが一度は読んだり、映画やテレビで見たりした経験があるはず私も解説を読むまでは「ニルス」の作者とは知らなかった。ノルウェーに近いスエーデンの人。

北欧の人はとても信心深い。キリスト教が伝わったのは南欧より後だったと思うんだけど、この小説はベストセラーになる。日本でいうと大正の初期当たり。
ラーゲルレーブは1858年生まれ。江戸時代の末期ですね。このような世界的に有名になったのは70歳ぐらいから。ノーベル文学賞を受賞しています。女性作家。妹がいて、自身は独身でしたが妹の子孫がこの伯母の業績を伝えているとのこと。

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