日本総安倍化
日大アメフト部の監督やコーチ、大学側の信じられない対応が連日マスコミを賑わせているが、この監督らの態度、安倍晋三のモリ・カケ等の疑惑に対する対応とそっくりそのまま。
誰の眼にも責任はトップにあるのに、屁理屈をこねて自らの責任を認めようとしない。
日本の政治のトップがその態度なものだから、みなそれに右にならえになっている。
安倍晋三を権力の座から追放しなければこのような事件は何処までも続く。
安倍政権も日大もその周辺で美味しい思いをしている者がいるから中々追放・辞任に至らないでいるが、世論、市民が立ち上がるしかないのだが、まだ3割もの国民が安倍政権を支持している。
日大というと、50年前の大学闘争の頃を思い出す。当時大学のマンモス・マスプロ化が問題になっていた。日大はその最も典型的な大学だった。
ろくな設備や授業もしないのに「学費値上げ」を強行しようとする大学側。
大学卒という資格だけが欲しい学生が大半の日大だったが、さすがに怒った。
学園闘争の炎は東大というエリート養成大学と、日大という大衆大学で最も先鋭化の形を取った。
その時は確か大学側は「値上げ撤回」を表明したと思ったが、大学の構造が変わったわけではなかった。
マンモス私大として生き残った日大だが、「少子高齢化」の大学選別時代にこのままでは生き残ってはいけまい。