木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

地方は大都市の召使に成り下がるな

2013年06月14日 | Weblog

リニア新幹線は原発立地と同じ発想
1964年の東京オリンピックの前年に開業して老朽化してきた東海道新幹線に代わるものとしてJR東海が建設を進めようとしているリニア新幹線だが、沿線地元である長野県の南信地方では、リニア停車駅のあまりの機能の簡素化に当惑している。
JR東海の本音は中間駅など作りたくないのだ。名古屋ー東京間を1時間ほどで結ぶというのだからそもそも中間駅は必要ない。
JRが考えている乗客はあくまで名古屋、東京を利用する大都市民だ。飯田や諏訪のわずかな乗客などどうでもいいのだ。
私には南信地方に住む人達の交通機関への思いがどのようなものかを共有することはできないが、このリニア計画は「利便は都会へ。迷惑は地方へ」の、経済至上主義の典型に思われる。
福島の原発が福島の人達が使う電気を製造するのではなく、大都市東京とその周辺の企業や住民のためであったのと同じ構図だ。
いったん、事故が起きると故郷を追われ、苦しい生活を強いられたのは東京の人間ではなく福島の人達だった。
それでも事故が起きる以前は、原発立地による地元還元のお金を受け取った人達もいたし、原発が雇用を生み、地元経済を回した側面はあった。リニアには何もない。どころか、電磁波被害、南アルプスを貫いて走るその線路に自然を破壊する可能性もある。そして中間駅で乗ろうと思っても切符も買えない。
こんな人を馬鹿にした計画にしがみついても地域のためにはならないと思うけど。
日本列島は東京や名古屋に仕えるためにあるわけじゃない。
それに現在のリニア計画は現在の新幹線以上に電気を使う構造物だ。原発再稼働を前提にしている。
電力会社と結んだ「黒い計画」に思われてならない。

オスプレイを八尾空港へ、橋下妄言。
「慰安婦発言」で墓穴を掘り、「橋下は終った」感はあるが、さらにもう一堀りしたこの発言。
「沖縄の負担軽減」を言うなら、オスプレイを本土へ、ではなくアメリカへ、だろう。
橋下の頭の中では米軍が日本で我が物顔に危険な訓練をすることに対する理不尽さ、という発想は全くないのだろう。
八尾空港は人家にも近く、軍の飛行訓練に使えるようなものではないという。実現不可能がわかっていて、こんな発言をする。
大阪府民もいい加減、橋下のデタラメに気づかなくてはいけない。
大阪以外の人達はとっくにこの男を見放しているが。

DJポリスを讃えている場合じゃない。
サッカーワールドカップ出場決定に渋谷駅周辺に集まったファンを巧みな話術で誘導したと話題になった機動隊広報係。
YouTubeでアップされて話題になったというが、これは機動隊側の「ヤラセ」じゃないか?
私はそんな話術が政府への抗議デモを解散させたり、もっと恐ろしいガス室や収容所へ誘導していくことに使われるのじゃないかと、考えてしまった。
話術など巧みでないほうがいい。話術が巧みは「詐欺師」や「ファシスト」の第一条件だ。
交通整理だったら、普通に冷静に誘導すればいいことだ。

コメント (2)
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