中南米諸国への「アメリカの国家犯罪」。
これも「デモクラシーNOW」が伝える軍事大国国家アメリカの暗部だ。
米軍のフォートベニング基地内にあるSOA、別名「暗殺学校」で訓練を受けた諜報員は、自国に戻り、貧しく抑圧された人々の解放に尽力する活動家や聖職者を亡き者にする行動に関与、加担、実動してきた。
エルサルバドルでは長年人権擁護の活動をしてきた「解放の神学」を提唱する6人の司祭が今までに殺害された。
他の中南米諸国でも貧しい側についた聖職者は次々に殺されてきた。
国家そのものを転覆させることにもSOAは成功してきた。
最もよく知られているのは70年代前半、チリのアジェンデ民主連合政府を武力で転覆させたケース。
CIA(アメリカ中央情報局)とSOAの連携作戦により、転覆は見事に?成功した。
何万人もの中南米諸国民がアメリカの息のかかった治安部隊の手で殺害されてきた。
しかし、ここ10年ほどの間にようやく中南米諸国に、人民の支持を受けた左派政権が誕生するようになった。
しかしアメリカは今も中南米諸国に干渉し続け、あわよくば民主的に選ばれた政府の転覆を狙っていると、この報告は伝えた。
21世紀はアメリカの他国への国家犯罪を告発し、それを止める世紀でなければならない。
「普天間飛行場移設」のあれこれを言っても、駐留米軍そのものの不合理、理不尽を言わない政府、議員、報道関係者。
アメリカ軍が日本に居座り、駄々をこねる理由、それは太平洋地域における米軍経費をあくまで日本に負担させるためだという。納得の理由だ。
毎年発行しているささやかな個人冊子「木洩れ日」09年版をこのほど完成させた。
09年のテーマは「アンデルセン童話と世界一幸福な国デンマーク」だ。
世界経済のグローバリゼーションによって、「貧困」と「格差」がますます鮮明になったこの地球。
その中で私達はいったいどういう社会を模索すべきか。
「絶対の答え」はない。しかしより良い社会のあり方を追求することはできる。
「富の再配分」「分かち合い」「共生」「寛容・許容」といった考え方なり価値観がキーワードになるのではないか。
約200年前にデンマークに生まれ、その優れた童話作品で世界中の人々の心に生き続ける作家ハンス・クリスチャン・アンデルセン。
彼の描いた作品の前方には、こんにち「世界一幸福な国」と言われる社会民主主義的福祉国家デンマークが達成した暮らし方が理想として見えていたように思う。
そんな視点で、アンデルセンのよく知られた童話の数々と、あるべき社会の姿を関連させて考えてみた。
残部少々あります。ご希望の方には差し上げます。(送料共無料)。
ブックマークから個人冊子「木洩れ日」のホームページのアクセスできます。詳細はそちらで。
http://www.dia.janis.or.jp/~rieko/