東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

ある生き方

2012-01-23 | 人生の気づき
日本人は、時間の遅延を許す感覚がなく、何事も予定通りにいかないと安心しない。だから、大学進学は絶対条件となり、病気になったらどうしようかと悩み、いまの仕事は果たしていつまで続けられるかと迷い、不安になる。要するに、いつも何かに強迫されている。

電車がオーバーランしたくらいで新聞記事になる国は、どの国にも無い。だいたい電車なんて時間通り来ないことが当たり前だ。このように時間にいつも追われている日本人にあって、見事に、なすがままの人に出会った。このような人もいることに驚いたが、しかし本来は、驚くべき事でないかも知れない。

彼は、結婚しようと決めたとき、最初に出会った女性にプロポーズしようと決めた。そして、決意したとおりに実行し、今幸せな家庭生活を送っている。迷って迷って決意したから成功するわけではない。要するに、何も決めない人生も、一つの達観した人生なのかも知れない。

実は、我々を驚かすことを楽しむかのように、彼は様々な発明をしている。ものの考え方が根本的に違うのであろう。一度、人生論をゆっくりと交わしたいものだ。