東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

第三者の視点

2018-12-17 | 初体験の気づき
NPO法人の理事長をしている私は、会議の時はいつも議長として議事運営を任されています。しかし、ある時、参加時間が遅れる関係で別の方に議長を委ねました。おかげで大切な気づきを得ることが出来ました。それは、第三者の視点で会議の流れを見ていると、色々な気づき気が得られるということです。

いつもは、議長役ですから、「予定時間内に終わらす」「最良の結論を導き出す」「多くの人の意見を引き出す」この三つの課題をこなすことに必死でした。しかし、今回は、第三者として議長の任務にとらわれず、全体の発言を聞いていました。そのことによって、参加者の個性的な意見を一つひとつをゆっくりと味わうことが出来ました。

しかも、結論としての意見を求められたとき、全員の意見をまとめた最適な結論を出せられたと思います。今回の会議運営、非常に勉強になりました。

気づきとは

2018-11-14 | 人生の気づき
「感じる」とは「刺激や出来事によって、自然に心に生じること」です。一方、「考える」は、「判断や評価の答えを出したいために、答えを意図的に筋道立てて導き出そうとすること」です。

「感じる」は、受身的で自然に生じる『状態』であり、「考える」は目的を持った意図的な『行為』です。例えば、上司から叱責を受けた時、不満という感情を自然に感じます。次に、なぜ叱責を受けたのか「答え」を考えます。両者の関係性は、上記の例のように「感じる」ことから「考える」ことに繋がります。

また、上記例で、上司が自分の成長を思って助言してくれたのだという答えを導き出した結果、前向きな自分の気持ちを感じます。このように、「考える」ことから「感じる」ことに繋がることもあります。

重要なのは、「何を感じるか」の感じ方です。この時、その人の人間性が、「考える」こと以上に左右します。考える道筋による差異よりも、感じ方による差異の方が、答えにたどり着くブレが大きいと思いませんか。しかし、学校教育では、「考える力」を重要視していますが、私は、「感じる力」をもっと大切にすべきだと考えています。

そして、この「感じる力」と「考える力」の総合力が「気づき力」です。

中を制すべし

2018-10-19 | 経営の気づき
経営の大原則は「「出るを制すべし」です。したがって、会社経営においては、売上高に適合させて経費を圧縮する必要があります。売り上げの改善は、到達するのに時間を要しますから、先ずは経費削減を最重点課題とすべきです。

では、柔らかい話に転換して、飲酒についてみてみましょう。酒の場合は、「入りを制すべし」に代わります。排尿をいくら頑張っても限界がありますので、飲む量を加減しなければなりません。飲みすぎに注意しましょうということですね。

再度場面を変えて組織の活性化を見た場合、入りでもなく出でもなく「中を制すべし」に代わります。新人の質をチェックしたり、退職者や退会者をおさえることよりも、現在のメンバーの活性化に向けての働きかけが重要です。その意味で、「中を制すべし」という表現に代わるわけです。




押す力と引く力

2018-09-15 | 雑談
日本人は欧米人と異なる面がいくつもありますが、その一つが力の使い方。のこぎりを使う時、欧米人は押すときに力を入れますが、日本人は引くときに力をいれます。刀の使い方も一緒です。日本人は引いて切ります。

押す力と引く力の違いは筋肉の違いにも表れるそうです。そのことから連想するのが、押す力の要求される攻撃は欧米人の方が強くて、引く力が求められる「逃げる動作」は日本人の方が素早いのでしょうか。

ヘンテコかもしれませんが、説得力のある論法でしょう。・・・と、自己満足です。

人相を変える

2018-08-17 | 人生の気づき
以前は、美形を見分ける手立てとして顔を見てました。美人かそうでないかといった具合です。でも歳を重ねた最近は、人相を見て、その方の人格を想像しています。私自身も、人格を高めてよい人相を創ろうと努力しています。

例えば、目にしても、「いつも笑っていると上まぶたの部分が丸くなり良い笑顔の印象を与える『月目』と呼ばれる目になります。一方、普段から人を見下したり、値踏みをするような視線をしていると、上まぶたの部分がまっすぐになり、下まぶたの部分が丸くなります」

まだ人格的に劣っている私は、油断していると人相が悪くなります。気を付けないと・・・。

4倍の格差

2018-08-05 | 経営の気づき
昨年から介護業界の仕事が増えている関係で、同業界に関する気づきをたくさん得ています。例えば、先日のある施設でのヒアリングで、こんな指摘を聞きました。「仕事のできる人とできない人の格差は、4倍の差があります。しかも、仕事のできる人ほど退職する傾向があります」と。

要するに、介護の仕事を求めてこられる人は、困っている人のために働きたいという熱い使命感をもった人がいる一方で、どこにも採用されないから介護施設にでも勤めようかというレベルの人もいるということです。

その結果が、4倍の生産性の差になって現れるのでしょう。

人間の価値

2018-07-14 | 人生の気づき
私の尊敬する人は、次の様な方です。
①したくないけどしなければならないことを、努力して実行している。
②したいけどやってはならないことを、努力して思いとどまっている。

どちらが難しいかと言えば、もちろん後者です。しかし、多くの県民の方が被災された今、前者に取り組む必要があります。ボランティア活動です。

公言する必要はありません。黙って何かに取り組みましょう。

保身と忖度

2018-06-13 | 初体験の気づき
自分流の仕事をしたいために独立した私ですが、昨年、ある地方自治体から頼まれて特別職に就任しました。面白そうなテーマだったので、何の問題もないと思って、月に8回そちらで公務を始めました。

大失敗です。官僚の方は、民間人とは体質がずいぶん違います。上司を含めてあらゆる周囲から非難をされないように、鎧を着ての仕事なのです。ご当人たちは毎日のことなので気づいてないのでしょうが、民間人からすれば、重たい気分になります。

あまりにも気遣い度が大きいのです。私は、成果そのものを求めて仕事をするわけでして、私の評価はどうなろうと全く関係ないのですが、周囲の人たちは私の業務成果が自分に及ぶものですから、私の仕事の仕方まで気遣いするわけです。

この保身と忖度、いま国会でも騒がれていますが、官僚の体質かもしれません。その世界に入ってみて実感しました。本当に嫌な世界です。

難しきは忍耐

2018-06-06 | 人生の気づき
現代人は耐えることが弱くなりました。即ち、忍耐の実行ですが、忍耐には、実行するという一面と実行しないという両面の意味を持ち合わせています。

前者は、何か目的を立てて何が何でも実行するという意味合いのものであり、後者は、怒りなどを態度に表さないといった、実行しないで耐える意味合いのものです。どちらも難しいのですが、私が難しさを感じるのは、特に後者の方です。

怒りを抑えたりしてはいけないことを抑制するこの忍耐が、難しいのです。

気遣いの配慮

2018-05-27 | 人生の気づき
毎日ウォーキングする私にとって、嫌な出会いベスト3は次の三つです。

①煙草をのむ人には申し訳ないのですが、早朝のウォーキングで、道路で煙草をふかしている人に出逢って、その煙を横切らなければならないのはい嫌ですね。人が歩いてくるのが見えれば、ちょっと場所を移動する気遣いが欲しいです。

②横断歩道を渡ろうとしている私に気づいているはずなのですが、そのままのスピードで通り抜けようとする自動車も無神経です。歩行者優先の気持ちで安全運転して欲しいものです。

③横断歩行者の方でも、自動車が待っていてくれるのを分かっていながら、急いで横断歩道を渡ろうともせず、ゆっくりと歩く無神経さも嫌です。自動車も歩行者もともに相手方を気遣って欲しいです。

ストレス解消は笑いから

2018-05-13 | 人生の気づき
ある和尚さんから、「ストレスは言わば怒りですから、体に良くないことは間違いありません。とにかくストレスをためないで下さいね」と、言われました。確かにその通りですが、問題はストレスの解消法です。

後日、笑いヨガの講師をしている方から、「笑いはストレス解消につながります」と言われました。「作り笑いでもいいから、笑う努力をしなさい」と。それからは、とにかく嫌なことがあると、作り笑いをしています。なるほど、簡単な作業の割に効果があります。

親子蛙の合唱

2018-05-05 | 雑談
連休中の我が家の一コマです。娘二人の家族を集めて大宴会を開いた後は、いつものようにゲームです。先ずは、一万円の賞金を目当てのじゃんけん大会。その次は、写真のように希望者全員が蛙に変身して、ゲロゲロと鳴きます。

写真では分かりにくいのですが、両腕で全身を浮かせていますので、腕力のない人は参加できません。いつも大笑いの東矢組です。

私の選ぶ仕事

2018-04-27 | 私流
儲かる仕事よりも、楽しい仕事
一人でコツコツする仕事よりも、大勢との関わりが生じる仕事
簡単な仕事よりも、難しい仕事

経験した仕事よりも、初体験の仕事
誰かの企画した仕事よりも、自分で企画した仕事
そして、締めくくりは、打ち上げのある仕事

一時一事

2018-04-14 | 人生の気づき
最近は、どこに行っても何をしてても、誰かスマホをいじっている人に出逢います。私の毎日の日課、早朝ウォーキングでも、スマホを見ながらのウォーキングも多いです。「どちらかに集中しては如何ですか」と声をかけたくなるのでが、思いとどまっています。

同時に二つのことをして、どちらもが中途半端になることは時間の無駄遣いとも言えます。例えば、剣道をしてて何か別のことを考えていればスキができ、打ち込まれます。スポーツは言うに及ばず、学問しかり、何事にも通じる話です。

したがって、現代人は、スマホをいじり過ぎることによって、人間力を落としているのでしょうね。残念です。

心の栄養

2018-04-06 | 人生の気づき
食事は一食でも抜くと、ストレスは溜まります。一方、心の栄養分である読書は、何日も何カ月も抜いても、全く問題ないという人が多いのです。困ったものです。何しろ、人間を成長させる原動力になるのが読書ですから、これを怠ると人間としての資質を徐々に確実に落としていきます。

私も、多くの学びを読書から得ました。学校での教え・体験による学び・先輩からの教え、色々と学ぶ場はありますが、格段にスケールの大きいものを学ぶのは読書です。これからも励まねば。