旅行1日目は、ポルトガルへの直行便がないため、12時に全日空機で成田を出発し、先ず中継地であるドイツのフランクフルト空港を目指して12時間15分飛んだ。機内では映画「ダイアナ」他を観た。彼女の《死ぬ前の2年間の真実》だという映画は、ダイアナの苦悩と恋が描かれていて興味深かった。
ドイツとの時差は8時間なので、到着したのは16;15だった。
フランクフルト空港では、ポーランドの「ポルト」行きのルフトハンザ・ドイツ航空機の出発時刻まで4時間50分待った。
21;05発の中型機に乗り換えた頃には、眠気が襲って来て、どうにも起きていられない。それもそのはずで、日本にいたらとうに明け方なのだから。
飲み物とサンドイッチが出たらしいが、全く覚えていない。
首都「リスボン」から300km北にある「ポルト」には、現地時刻で22;50に着いたが、日本との時差は9時間に増えたので、日本時刻では朝の7;50ということになる。
スーツケースを受け取って送迎バスに乗り、ホテルに着いたら現地時刻23;45だった。1日目の24時間+9時間=33時間という本当に長い1日が終りかけていた。
部屋の鍵を受け取ってシングルルームに入ったがべっどが大きい。その部屋は、2つのベッドを合わせたとても洒落たダブルルームだった。
≪「ポルト」の世界遺産「歴史地区」≫
2日目は、7時のモーニングコールで起こされた。朝食を済ませた後、バスで世界遺産「ポルト歴史地区」に向かった。
ポルトは「ドウロ川」の北岸の丘隆地に築かれた町だが、ここは遥か昔のローマ時代に「カーレ」州に属する「ポルトゥス」(港)だったので、「ポルトゥス・カーレ」つまり「ポルトガル」の語源となった町だそうだ。
先ず行ったのは、今は使われていないという「サン・レーム駅」だった。
小さい駅だが、外観の白いタイルに青色で絵が描かれた「アズレージョ」が特徴の美術品のような駅だった。
ホームに行く階段があったので、降りて1番ホームに行き、「サン・レーム駅」の後ろ側も見た。丁度そこに列車が入って来た。ヨーロッパの駅は、このように自由に出入りができるところが多いようだ。恐らく切符は、車内でチェックされるのだろう。
次に行ったのが現在使われている「サン・ベント駅」だ。
1930年に製作されたポルトの歴史を描いた絵柄タイル、「アズレージョ」が駅の待合室の壁を豪華に飾っていた。
次に「ポートワイン」のワイナリーの一つである「サンデマンぶどう酒製造所」に行った。
この町は、ローマ帝国が衰退した後、8世紀にイスラム教徒に支配されたが、やがて11世紀に国を取り戻した貴族がフランスから葡萄の苗を移植して美味しいぶどう酒「ポートワイン」の生産地になって行ったのだという。「ドウロ川」が製造所の目の前に流れているので、重いワインを運搬するのに適した場所でもあり、現在、いくつもの伝統的なワイン製造所があるらしい。
一通り製造工程を見学した後、「ポートワイン」の赤と白を試飲した。今まで飲んだ事が無い濃厚な味で格別に美味しかった。
しかし、ぶどう酒は重いし、割れ易い。手荷物にできないので、私は買うのを止め、日本で同じものが見つかれば買うことにした。
最後の写真は「サン・ベント駅」の前で焼き栗を売っていた女性だ。どこの町に行っても焼き栗屋があったが、この栗は大きくて美味しい栗だった。
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旅行記、楽しく読ませてもらっています。
写真もいいですね。
ポルトガルというと、あの哀愁をおびたファドをすぐ連想してしまいます。
現地ではなまで聞いてきましたか。
長旅をされたのですね~
私は2006年に息子に会いにロンドンのヒースロー空港まで一人旅をしましたが・・・多分それが一人旅、生涯一度だけだと今は感じています。
だから、そなたさんの行動力の原点はなんだろう・・・なんて考えて見ています。
自分が知らない光景が目の前に広がるワクワク感でしょうか。
大きな栗ですね~こんなクリも世界にはあるのですね~(*^_^*)
ファドも聴きましたよ。
今後、どうまとめようかと悩んでいます。
また来て下さい。
サマンサどら猫さん、コメント有難うございました。
住宅の色は、多分条例で決められているのだと思いました。
この栗美味しかったですよ。その内、是非行って見てくださいね。
アンジェラさん、お早うございます♪
コメント有難うございました。
アンジェラさんはロンドンに行かれたことがあるんですね。
私の場合は、親が買ってくれた「小学1年生」の雑誌に載っていた「ナイヤガラの滝」を見た時に、世界の未だ見ぬ風景に憧れを抱いたのが最初でした。実際に自分が多くの国に行ける様になるとは思っていなかったです。
毎日が刺激的な旅行は、私のライフワークになりました。
昔に比べて今は旅行するのも気軽で安心にできますから、アンジェラさんもまた何処かへ行きませんか。