本年度アカデミー賞作品賞ノミネート8本のうち、日本公開最後の作品。
アメリカの公民権運動の重要な節目となった“セルマの大行進”を題材に、
非暴力を貫いた黒人指導者、マーティン・ルーサー・キング・Jr.(キング牧師)の闘争までの軌跡
苦悩と葛藤、偉大な功績。
公民権運動の指導者としてノーベル平和賞を受賞するも、39歳の若さで暗殺されたキング牧師。
政府やFBIによる妨害、白人至上主義者による家族の殺害予告にさらされ、苦悩しながらも自由と平等を願い続けた彼の物語を、映画史上初めて長編映画として描いた。
メガホンをとったのは、映画は二本目となる女性監督エヴァ・デュヴァネイ。
製作には、オプラ・ウィンフリー。出演もしている。
製作総指揮には、ブラッド・ピット。ブラピの会社「プランB」の製作だったのでオープニングロゴでへぇと思っちゃった。
ブラピは去年のアカデミー賞作品賞の「それでも夜は明ける」でもプロデュースしてたしね。
今回は出演はなし。
キング牧師を演じたのは、デヴィッド・オイェロウォ。
この方、「猿の惑星ジェネシス」「大統領執事の涙」「ヘルプ 心がつなぐストーリー」
「ペーパーボーイ」「インターステラー」などなど話題作に続々出演してる。
初めて脚本を読んだのは2007年。そこから、エヴァ・デュヴァネイ監督が撮る事になり3年。
計7年もの歳月があったからこそ、キング牧師についてやアメリカの歴史についての勉強、研究も出来たという。
キング牧師の行動を阻もうとするジョージ・ウォレス州知事には、ティム・ロスが。
大統領には、トム・ウィルキンソン。 こないだ機内で観たのがおもいきりコメディで出てたから
ギャップが 笑。
キング牧師は、黒人の選挙権を求めて直接交渉を何度も掛け合ったのね、、、
サイン一つなのに、改革をしようとしない どんどん後回しにしていく様は
時代背景はあれどもアメリカのリーダーとしてこんなんでいいの?とも言いたくなる。
ジョヴァンニ・リビシ。リー・ホワイト役。 いつのまにかこんなハゲちゃったの??びっくり。
妻には、カーメン・イジョゴ。
キューバ・グッディングJr.久々みた
7/10(74点)
見応えあり!素晴らしい。今回のオスカーノミニー作品賞の中では個人的に上位の方だな~。
不平等な差別時代のアメリカの話はこれまで何度も観てきて、
顔の色が違って生まれただけで当たり前のように受ける差別、暴力にうんざりとなりながらも
目をそむける事は出来ない過去に起きた事実。
選挙権を得たい、人間としての尊厳をひたすら訴えるも簡単に受け入れられない。
そんなシーンを顔を歪ませながら、観た。
キング牧師というと、有名なスピーチ「I Have a Dream 私には夢がある」や
ケネディ大統領暗殺、キング牧師の死、60年代のこの衝撃的な出来事のあと
たった50年ほどしか経っていないけど、今、アメリカは黒人のオバマ大統領を選んだ。
逆に言うと、キング牧師がいなければ今のオバマ大統領はないとも言える。
これって本当にすごい事だと思う。
様々な嫌がらせにも負けず、立ち向かう妻の支えや、信念を貫き通す力強さ。
史実として、アメリカの歴史の勉強になる映画。
なにより驚いたのは、キング牧師は39歳の若さでこの世を去った事。
しかし、キング牧師の暗殺までは描かず、功績までとその背景をじっくりと描いた。
歴史は変わる。変えられる。
力強い信念と、行動力とで。
日本人ではぜんぜん人が入らないジャンルだろうけど、実際にあったアメリカの歴史の勉強だと思って観ておくのも良し。
きっと自分の中に、強さ、パワーをもらえるはず。
コモンとジョン・レジェンドが歌う主題歌「Glory」は、みごとアカデミー賞歌曲賞を受賞。
これまた、賞も納得の素晴らしい曲。
映画『グローリー/明日への行進』主題歌「Glory」英語字幕付映像
1965年3月7日、前年にノーベル平和賞を受賞したキング牧師は、差別撤廃に理解を示すジョンソン大統領への働きかけとともに、黒人の選挙人登録を妨 害し続ける南部アラバマ州での抗議運動に力を入れていた。そんな中、セルマから州都モンゴメリーへと向かう黒人のデモ行進が白人の州警察らによって襲撃さ れる事件が起きる。その様子はテレビでも報じられ、アメリカ中に衝撃をもたらした。やがてキング牧師の呼びかけに応じ、人種の壁を越えて全国から多数の 人々がデモ参加のために集まってくるが…。
映画『グローリー/明日(あす)への行進』予告編
SELMA 2014年 アメリカ 128min
6月19日より、公開中~
NYプレミアにて
左、オプラ・ウィンフリー。中央、デヴィッド・オイェロウォ。(劇中より若く見える)右、監督。
この作品は、わたしは真ん中くらいかも。
(一番は「セッション」かな~)
ここまでしても、まだまだ人種差別は残っているというのが、この問題は根深いんだなと思うわ。
その後に大いに貢献した功績だよね。
オスカーノミニーは途中寝ちゃったのもあるから
順位きちんとはできないけど
セッションが私も1番だわ~
ただ事実を並べ、自分の想いを並べているだけ。
なのに、キング牧師の言葉には凄いパワーがある。
わずか30代でこんなパワーを言葉に込める凄さ。
私も現在30代ですが、こんなに凄いパワーのある言葉を発することはムリです。
そう思うと、キング牧師の偉大さが身に染みて分かりましたよ。
ほんとにそう。意志貫き通すことの大切さ、
まさか30代って私より若い
それにしても時代は変わりますね!
しかし彼が闘ったものというのは、普遍的なものだから実際に見ると十分感銘を受ける。
わずか39歳、もし凶弾に倒れなかったら、私たちと同時代を生きられた可能性も、オバマ大統領の誕生を見届けられた可能性だって十分あったのに。
残念です。
ほんと観てる人も少ない。ブロガーさんすら、あまり観てませんもんね、、、寂しいなぁ。
あ、そうか。生きていればオバマ大統領までみられたということ、、、。本当残念ですね、、、。
主題歌「Glory」が本当に素敵でしたね~
キング牧師の言葉のパワーに圧倒されました。
見てよかった~って思う作品でした。
正直あまりよく覚えてないけど
曲が良かったのと、キング牧師についてよく知らなかったので勉強になったという感じですかね~